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M-1グランプリ予選動画感想 予選1回戦 2022年10月1日開催分
ここではM-1動画の予選を見て感想をつらつら書いています。最初は面白い芸人のネタを忘れないように感想を書き、それを人目に触れさせないのが何だかもったいない気がしてnoteに公開していましたが、最近はよく分からない義務感に駆られて書いている部分もあります。間違いなく義務じゃないんですが。
今回はM-1グランプリ2022の予選1回戦、10月1日開催分の動画2本に登場した組のネタを見て感想のようなものを書きました。手短ではございますが、皆さんも宜しければどうぞご覧ください。
1.ナイスアマチュア賞 プリンペン
64歳と47歳のコンビで共に大阪府出身。両者の関係性は謎で、首からぶら下げているICレコーダーみたいなものが何を目的に使っているのかも謎、更にプロフィールを見るとおふたりとも性別が男性になっているのも何を意味するのか謎です。2017年以降は2021年を除いて全て出場し、過去には2回戦進出経験あり。2020年時点では木魚は使っていませんでしたが、ICレコーダーは使っていたようです。
木魚のリズムに合わせて自虐的なボケをし、ツッコミがボケの自虐に追撃をするネタです。
リズムネタに近い形式なんですが、とにかくボケがリズムに乗れていないんです。ご本人方がどれだけ意図しているのかは分かりませんが、そこが最大の笑いどころになりえると思います
2.予選1回戦TOP3
2-1.アイデンR
アイデンティティとR藤本さんのユニットです。
授業をさぼった不良を注意するネタです。
ボケふたりのキャラクターが仕上がっているのが何よりの特徴です。ネタのテーマはオーソドックスですし、トリオ漫才の難点である「ひとりを遊ばせてしまう」という部分もあまり解決できていないのですが、それを補って余りあるキャラクターで完全に乗り越えています。野沢雅子さんとベジータのコンビネーションによるボケも卓越しており、昨年より楽しめるネタとなっています。
2-2.かつおぶし
WSC11期生のコンビ。フリーから西口エンタテインメント、オフィスバードを経て再びフリーになっているようです。
路上ミュージシャンとファンの交流を描いたネタです。
ヤバいおじいさんが路上ミュージシャンに絡んできたと思いきや、実は路上ミュージシャンのほうがヤバかったというどんでん返しの設定が非常に効いています。路上ミュージシャンのヤバさの出し方も手が込んでいまして、大した説明もなくコントに入るため路上ミュージシャンの年齢が分からないという点を混ぜておくことで、路上ミュージシャンではありがちな「他人の曲をカバー」という行為を一気に胡散臭くさせるなど、コント漫才のシステムをうまく活用しています。
2-3.宮下草薙
独創的なネガティブ発言がネタでも平場でも強い草薙さんと、何気にこっちもいろいろと特徴的な宮下さんのコンビです。
今更になってタピオカ屋を始めようとする地元の先輩に大金をねだられてあたふたするネタです。
妄想じみたネガティブ発言が相変わらず独特で他の追随を許さず、またちょうどいいタイミングで急に理にかなったことを言い出すといった緩急をうまく使っており、相変わらず面白いです。この形式の漫才をやらせたらピカ一です。
今回の感想は以上です。ではまた。
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