見出し画像

大学3年の恋愛ってこんな感じだ③

②の続き。

で、本題はその帰り道のこと。

自分であのときのことを改めて文字に起こすのは胸のあたりがむずがゆいというか、むしろ鉛を飲んだみたいに心が重くなるのだけど。

彼の方から、三回もデートをした仲だし、付き合いませんか、と。

その瞬間、一気に血の気が引いたのを今でも覚えている。

「あぁ、この関係は、終わっちゃうのか」って。

世間がいう付き合う前が一番楽しいってこういうことなのか、とも納得した。

そこからもっと最悪だったのが、自分はそのとき絶賛☆鬱だった。

よって、正常な思考なんてできなかったうえ、だいたいのことはマイナスに考えてしまう時期だったので。

本来ならドキドキする(はず)のその場は、なんともいえない気まずい空気になってしまい。

その場は一回考えるね、と返事をしてその日はお開きになって。

で、自分の家に帰って、考えても、まぁ、絶賛マイナス思考気味だったので。

何度も何度も考え直しても、イエスに傾くことはなく。

むしろこの時期に、さらに彼のことまでも考えられない、と。

それから答えを出すのはとても容易で、次の日には「このままで」と答えてしまっていた。

で、そこからは今までは、文字通り現状維持の状態が続いている、という感じ。

それでも大学で話す頻度は、増えたように思う。

たまたまか必然か分からないけれど、配属された研究室が実質同じみたいな状態になって、話しかけたり話しかけられる機会が増えた。

でも1回断ってしまった分、もはや自分から行くしかない気がして、まだどうにもできていない。

若いうちに恋愛はしておけと有名な人がいうから、ではないけれど、したことがないことはしておくべきなのかな、

いやいや、そもそもべき論よりも、私がどう思うかでしょう。

実際のところ、彼に恋はしていないのだと思う。

だけど好印象は抱いているし、親しい仲ではあると思う。

だから、これがどうなるのかは分からない。

ただ少し心が元気になってきて、変わってきているのは、昨日の夢に彼が出てきて、少し目覚ましを恨んだこと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?