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大学3年の恋愛ってこんな感じだ①

恋愛といっても、男子が関係しているだけの話なのだけど。

親にも友達にも、こうも詳しく話してこなかったのに、SNSに赤裸々に語るのもなにか面白いんじゃないか、と。

どうか本人が見つけないことを願う。




私にはありがたいことに、大学1年の冬からずっとLINEで連絡を取り合ってくれる人がいた。

あ、同じ大学の人だから、顔も名前も知ってる人なんだけども。

会話がスタンプで終わることなく、2年続いた。

今思えばとんでもない期間だ。

最初は、彼の静かそうな印象と裏腹に、「からめる」さんのLINEスタンプ、その中でも特に落ち着きのない「ウーパールーパー」を使っていて、なんだかギャップが面白くて。

自分もからめるさんを好きだった時期があったから、そこからよくLINE上で話すようになった。

でもリアルでは全く話さなかった。面白いくらいに。笑

向こうは向こう、こっちはこっちで男子グループ、女子グループで固まっていたから。

特に女子の方は私含め7人の女子グループで群れていたから、そりゃあ、近づきにくいよね。

そこからしばらくは、実質テキスト上で「友達」としてやりとりをして、特に共通の趣味だった原神でたくさんマルチプレイをしたり、と。

  • スキーに行こう

それで、大学2年の冬に、私の方からその均衡を崩した。

スキーに行きたいな!

って。

テキストだけじゃなく、直接話してみたかった。純粋に、彼のことを知りたいと思った。

彼はいいよと言ってくれるどころか、むしろ私よりも早起きして来てくれた。

そこからバスでスキー場に向かう間、一息も休まずずっと2人で喋り尽くしてた。

彼とは本当に、無限に話せてしまう。

とはいっても実態は、自分のほうがお喋りで、沢山質問するし話題ころころ変えたり。

一方彼はそれに適度に返事をしたり、適度に質問してくれて。

なんというか、自分はただ燃えている薪で、彼は適度に酸素を送ってくれる、みたいな。うーん。難しいな、比喩。

そんなこんなでスキーは、彼の方が上手かった。

今考えれば毎年スキーに行ってた彼を、約10年ぶりにスキーに行く自分が誘うのって、ほんとにおもしろい話だと思う。

しかも彼は基本スノボ派らしいけど、スキーしかできない私に合わせてくれた、と。

そんで、もはや初心者にも満たない滑りをする私を心配して、後方から滑ってくれるか、前方からと時々後ろを気にしてくれていたり。

いや、こうやって文字に起こすと、すごく、いろんな感情が湧いてくるような。

いや、なんでこの時点でいい人だって思えないかな、私。

鈍いにもほどがありすぎるでしょ…

②に続く

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