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からそば・なぜか好き/その6

テーマ別としては「うちの味」にもなりそうですが、料理というより組み合わせの妙であるためこちらにしました。

こちらのWiki内に「からそば」が掲載されています。
八重山そばの食べ方の一種で、袋麺と缶詰さえあれば完成という漁師飯など即席弁当的な位置づけのようです。実際『ケンミンショー』でも漁港での携帯食のように取材されていたことを覚えています。

・レシピについて
用意するものは主に2種類ですが、それぞれ個人的な好みがあるので、そこはタイトル次第ということで注釈を入れます。

A 沖縄そば チルド袋麺 200g
乾麺よりもチルド麺。八重山そばよりも、中太縮れ麺が好みです。また袋も1食分が無く、2食分(400g)や500g入りなどがあるので、多すぎる場合は一部取り分けて沖縄そばとして食べたり、チャンプルーで楽しんだりしてください。


B 魚肉缶詰 1缶~
さば缶が有名ですが、個人的には鯖味噌煮缶がベストです。水煮缶だとさっぱり過ぎるし、ツナ缶だとコクが足りない気がします。はごろも煮だと2缶あれば十分。

C 沖縄そばの汁(希釈)、白だし等かつお出汁強めのめんつゆ 適量~大さじ1
お好みで。

作り方
1.麺200gを麺の入っていた袋に残します。またはビニール袋を用意して、麺を入れます。茹でるなどは不要で、好みで軽くレンチンしてください。

2.魚肉缶を袋に入れます。汁も全て入れてください。

3.お好みでCのめんつゆ等を入れます。沖縄そばの汁がおススメ。白だし+花かつおでも可。蕎麦向けの醤油の強いタイプは避けた方が、風味が醤油にまけてしまうのを防げます。

4.漏れ出さないよう口を縛りしっかり揉みこみます。こうすることで、麺がほぐれ、表面の油がとれて缶詰の味が麺自体にしみ込みます。缶の種類にもよりますが、全体にまんべんなく絡むくらいまでしっかりと揉みます。

かなりキツキツなので、揉んだ後タッパーに入れて混ぜました。

※レシピではボウルで混ぜるタイプもありますが、いまいち染み込みが足りません。袋の内側に麺のコーティング油がくっつくことで麺の肌が露出し、味がしみ込みやすくなる点と、缶の汁をまさに揉みこむことで味をしっかりしみ込ませることができます。

5.皿にあけてそのままいただきます。紅ショウガを添えるとなお良し。現地スタイルで袋のまま頂くのもワイルドです。

以上のようにアレンジは麺の種類と缶詰の修理で様々にアレンジできますが、基本形としては材料AとBで完結させるのが良いです。
沖縄そば独特の、麦とかん水の香るわしわしとした麺に、塩気強めの缶詰の魚介出汁が広がります。あまじょっぱい感じに、ビールが進みますね。
主食であり副菜。魚肉もしっかりとれるので、他に野菜料理を添えれば完璧でしょう。汚れものも少なくたまに食べたくなる味です。

難点としては、チルド沖縄そばが売られていないですね。業務スーパーでも見かけることが無いですが、沖縄食品専門店があればぜひ一度お試しいただきたい味です!

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