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大事にするタイプ ・本が好きな話/その2

本という物体をどのように扱うかという問題は、本好きにとっては重要で繊細な話題だと思っているので、コメントには注意しようと心掛けている。今回は「自分はこう」であるという一つのサンプル提示なので、是非を問わずに読んでいただきたい。

実情と理想

普段読みスタイル

ハードカバー、文庫に限らず基本的にはブックカバーを使用している。
ハードカバーは書店でもらえる紙のカバーを読みたい本毎に付け替えて使用しているので、今読んでいる本だけがカバー付きの状態だ。読み止しで別の本にかかる場合は、カバーを取り換える。カバーだけは2-3枚ストックしてある。
雑誌にはカバーはほぼ無理なので、かけずに広げて読む。
文庫は革のブックカバーを必ずかける。20年来のつきあいのサドル地カバーは指の跡が真っ黒に染まっているくらい、読書歴を共に過ごした仲だ。もちろん読み止しからの移動も、この一枚だけで回している。
新書もヌメ皮のカバーを使っているが、頻度が低いのでまだうっすらと跡が付いたくらいだ。

避けていること

自分は本は大事に取っておく派なので、賛否あるかもしれないが以下のことは避けている。
・ドッグイヤー
・本文への書き込み
・カバー、帯の廃棄
・裁断してファイリング
以上のとおり、購入時の状態を損ねる行為はせず大事にしている。保管は、現在家の都合から引っ越し状態を脱せず積み上げた状態であるため、曲がりクセが付いてしまっている可能性が高く暗澹とした思いで過ごしている。

理想的な保管

書架については2種類用意したい。開架と閉架である。
開架は普段から背表紙が見えて取り出して閲覧できるもので、家族向けの文庫や雑誌、料理書などはある程度日焼けを期にした配置で普段から目に入るようにしておきたい。
特にお酒や料理に関するものは自分が、児童書や小説などは主に子供たちに、収納や家づくりについての書籍は家族全体で触れるように。場所もリビングに家族用、子供部屋前に小説などをという理想がある。
閉架は個人的な趣味の本であるところの、怪談や民俗文化、陶芸やコミックなどの趣味特化の書籍と、コレクション性の高い書籍である。ある程度換気ができて日光が入ってこない場所が望ましい。もちろん屋内禁煙だ。これはまだ検討中のままである。

まとめ

以上が自分にとっての本の扱いについてである。「本とは~」ではなく「自分はこうしたい」程度の内容ではあるので、自己紹介という意味合がつよい。
ただ、神経質という感が強いことは自覚がある。通勤鞄内で、革カバーで保護した本の数ページにしっかり折り目がついていた日はだいぶ気落ちしたし、再発防止対策もその日のうちに取ったほどだ。
帯も、栞すら保存しているので相当厄介だが、キレイに揃った背表紙を眺めるだけでも疲れが取れるし所有欲が満たされるので、これだけは大事にしていきたい。

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