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【第87回_JWD?⑤】ブルー・ミッチェル/ブルース・ムーズ

以前ジャズ・チャレンジ企画「ジャズ・ウィー・ダンス?」をやらせていただいたのですが、今回からまた4週に渡ってシーズン2をやらせていただこうと思います。シーズン1でジャズにハマったぜ〜というわけではないのだけれども、一応聴き続けてはいまして、新しいLPにも何枚かチャレンジしているので、そろそろシーズン2もやってみようかと思い立った次第です。素人がジャズを聴いたらこんな風に感じるのね程度の、温めな気持ちで読んでいただければ幸いです。

さて、唐突だけども私は台風が過ぎ去った後の、カラッとした天気が大好きだ。いわゆる台風一過というやつですね。雲1つなくて青が空いっぱいに広がっていて、悪いことを全部台風が吹き飛ばしてくれたような、そんな清々しい気分になる。ちなみにこの台風一過という言葉の響きも好きである。あり得ない話だけれども、将来バンドを組むようなことがあったらバンド名は「台風一過」にしようと思っている。ちなみに楽器はいっさいできません。
それから汚い話になって申し訳ないのだれけども、私はお腹ピーピー一般人で、お腹を下すことがしょっちゅうある。お腹を下すのって第三者から見たら大変に思われるかもしれないが、私はお腹から悪いものが全部なくなった感じがして、これまた清々しい気分になれる。昔に某番組でお腹ピーピーの芸人さんを集めて、お腹ピーピーの辛さを語り合っていたけれども、私はお腹下すのって悪いことばかりじゃないのになぁ〜と思いながら観ていた。まあ当然辛いこともありますけどね。トイレが空いてなくて絶望的な気持ちになるとか。
今回はそんな清々しい気分にピッタリなジャズLP「ブルー・ミッチェル/ブルース・ムーズ」を聴いてみた。ちょっと後者で語ったエピソードは似つかわしくないかもしれないけれど、例えが悪くてごめんなさい。そして今まで何枚かジャズにチャレンジしてきたが、今のところはこのLPが1番好き。ジャズって良いじゃんとはじめて思えたLPだ。聴いていて清々しくて気持ちの良いLPである。
私がこのLPで1番気に入っているのはピアノのフレーズだ。私にはピアノの音色とか技術的なことはよく分からないけれども、とても味のあるフレーズだと感じている。当然ピアノのソロはカッコ良いけれども、それよりも私はバッキングのときのピアノの方に魅力を感じている。曲を引き立てるとても良いフレーズだなぁと惚れ惚れするのだ。特に好きなのは「エイヴァース」という曲。疾走感のあるスリリングな曲なのだけれど、ピアノが渋い大人な雰囲気を醸し出していてすごく好き。ピアニストは「ウイントン・ケリー」という人で、この人名義のLPも出ているようなので、そのうち聴いてみようかとも考えている。他のジャズのピアノを聴いても、こんな感想を持ったことはないので、この人と相性が良いのかもしれないね。(実は「ウェス・モンゴメリー/フル・ハウス」(第68回参照)のときのピアニストが「ウェントン・ケリー」だとあとで気がついた。。)
それからベースも良いなぁと感じることも多々ある。「アイル・クローズ・マイ・アイズ」とか、上であげた「エイヴァース」とかね。でも「カインダ・ベイグ」という曲だけは、素人耳にはどうもモタついてるように感じてしまうのだけれど、これはそういうベースなのだろうか。不自然に感じて気になってしょうがないのだけれど。ただこの曲でもやはりピアノが曲の渋さを際立てていて、全体的にはカッコよい曲に仕上がっている。
そんなわけでピアノやベースのカッコ良さに惹かれて、何度も何度も繰り返し聴いても、一向に聴き飽きしないお気に入りのLPとなった。ちなみに主役であるミッチェルさんのトランペットについては、ピアノやベースばかりを集中して聴いてしまっていることもあってか、あまり印象に残っていない。爽やかなトランペットだなぁと感じるくらいである。結局ミッチェルさんにはほとんど触れれずに終わってしまった。ミッチェルさん、なんかごめんなさい。

目立たない
苦労知ってる(ブルー・ミッチェル)
ジャズ・メンさ

ジャズ・ウィー・ダンス?

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