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2018年映画ベスト10

はじめに

今年も早いもので終わりですね…

ということで論文を書かないといけないし、とっととベスト10の発表です!

※ちなみにこれが今までのベスト10です


ちなみにこれが邦画のベスト10で〜す

それでは10位から発表で〜す!


2018年映画ベスト10

(※タイトルをクリックすると公式サイトに飛ぶようにしてます。あと最後に見終わった直後の感想が書いてるFilmarksを載せてます)

⑩「バトル・オブ・ザ・セクシーズ/Battle of the Sexes」

見終わった時は、良質なよくできた映画だなぁと思ってたのですが、見終わってからも結構忘れられない余韻を残す映画になりました

結構フェミニスト映画として語られる側面が大きいんですが、それだけじゃなく、スポーツものとしても恋愛ものとしても面白い映画になってると思います。

やっぱりスティーブ・カレル演じるボビー・リッグスを典型的な悪役とせずに、悲哀ももたせてチャーミングにしたところがとても良かったと思います。

町山さんが指摘しているどんどん先に進む女性と昔のものにこだわる男性という(例:「アリー/スター誕生」や「シュガーラッシュ:オンライン」)テーマとも通じますね。

※ちなみにバトル・オブ・ザ・セクシーズを見て描いた4コマ漫画です



⑨「リズと青い鳥

山田尚子監督最高傑作!90分の間、触ってしまえばすぐに割れてしまいそうな繊細な作品でした。

これは女の子同士ですが、これも先に行こうとする人と現状のままがいいという人の話ですね

あとクライマックスは演奏が今までと明らかに違うという高校生の吹奏楽部の音楽のリアリティもすごかった(ユーフォ全体で言えることですが)



⑧「ファントム・スレッド/Phantom Thread」

これは今年一番風格漂うこれぞ「映画」!って感じの作品ですね。クラシック!

全編うっとりするような映像とカメラワーク。さらにはストーリーも一筋縄で終わらないというPTAらしい作品でした。

とにかく映画としての完成度やレベルが何段も上という作品です



⑦「パディントン2/Paddington 2」

見てない人にとっては、「あぁ、あえてね」と思われそうですが、本当に映画としてのルックやレベルがすごく高くて、しかもファミリー映画で誰でも見れるというすごさ!

絵本の中をおばさんと旅行するシークエンスは本当にすごかった。1ではあからさまにパディントンを移民のメタファーとしてましたが、今回は1以上にパディントにつらい目が……

でも最後はとても優しい世界…監督のポール・キングは巨匠になるかも。愛おしい映画です



⑥「バッド・ジーニアス 危険な天才たち/Bad Genius」

今年は新鋭監督の作品で、しかもクオリティが高い作品がボンボン出てきましたが、これもその一本。しかもタイ映画で完全にナーメテーター案件ですよ

めちゃくちゃスタイリッシュでなおかつ、サスペンス演出なども冴え渡っていました。それがカンニングという題材なのが面白いし、青春映画にもなっているのが良いポイント

あと主人公の友達グレース役のイッサヤー・ホースワン(画像の右から2番目)が本当に輝くようにめちゃめちゃ可愛かったです(笑)



⑤「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書/The Post」

好き度や興奮度で行ったら「レディ・プレイヤー1」なんですが、映画というかドラマや演出などなどは「ペンタゴン・ペーパーズ」

スピルバーグが9ヶ月で撮ったという本作は、映画としての旨味がギュッと詰まっていてスピード感や切れ味も感じました。題材的にもすごく今にふさわしい旬な映画だと思いました

しかも実話という面白さ!もちろん軽い映画ではありませんが、敬遠するほどゴリゴリの硬派でもなく、エンターテイメント作品として見ても面白いと思います



④「犬ヶ島/Isle of Dogs」

ものすごい情報量を詰め込んだウェス・アンダーソンから日本へのラブレター。冒頭の黒澤映画風の音楽から「なんだこれ!?」という体験の連続

ほとんどシュールといってもいいぐらいの映画ですが、でもめちゃくちゃポップ。圧倒的なウェス・アンダーソンのスタイル。今思えば「犬ヶ島」というタイトルの時点で勝ちでしたね。

ここに出てくる犬たちも決してかわいい〜と愛でるような感じではないけど、すごい愛おしい映画ですね。犬の目からじわっと涙が浮かぶシーンは感動しました。

※ちなみに犬ヶ島を見て描いた4コマ漫画です



③「ミッション:インポッシブル/フォールアウト/Mission: Impossible - Fallout」

ぼくもエンターテイメントを志すものとして、この映画、いやイーサン・ハント…いやトム・クルーズの生き様に見終わったあと号泣しました(笑)

ここまでして世界中の人を楽しませようとするトム・クルーズを本当に尊敬します。だって骨折してるのに走ったり、ヘリの免許とって運転とか、スカイダイビングしてパーティーに潜入とかする必要ないんですよ!!

今だったら下手したら効率化とかいって絶対しないことですよ。なのに、本人は離婚とか子供に会えなかったりとか色々あるのに…(色々と錯綜している文章)

もう見てる時は世界が滅びてしまうと思ってました。でもイーサンが人知れず世界を救ってくれたんです!そのドキュメンタリー映画ですよ。これは!

しかも最後にベッドで「あぁ良かった…」って感じで最後に笑って…これぞヒーローですよ!ありがとう、トムクルーズ!



②「リメンバー・ミー/CoCo」

泣いた映画が良い映画というわけではもちろんありませんが、今年一番感動したのはこの映画です。

これぞピクサーというストリーテリングのすごさ!そしてヴィジュアル!くわえて歌の素晴らしさ!血縁や家族主義的で保守的だという批判もありますが、

クレジットの最後に出る「時を超えて、私たちを支え、力を与えてくれる人々を決して忘れない」というメッセージはそこも含めて分かって作ってますよということだと思います

リー・アンクリッチ監督は「トイ・ストーリー3」に続いて傑作をものにして本当にすごいなぁ

ところで来年の「トイ・ストーリー4」は大丈夫なのか…普通に面白いぐらいだったらピクサーでも許しませんよ〜(なんだかんだで超楽しみ)

※ちなみにリメンバー・ミーを見て描いた4コマ漫画です



①「search/サーチ/Searching」

この映画は今年一番ぼくを楽しませてくれた映画です。めちゃくちゃ面白いです。

「バッドジーニアス」でも触れましたが、今年は新鋭が結構登場しましたね。「ヘレディタリー」もそうですし「ペンギン・ハイウェイ」や「ブリグズビー・ベア」も長編一作目ですからね!

その象徴としても「サーチ」が今年No. 1映画です。それに監督のアニーシュ・チャガンティは27歳ですよ!

これは真にデジタルネイチャー世代に向けて初めて作られたエンタメ映画ではないでしょうか?

おそらく他のベスト10とかにもあまり入らない作品だと思いますが、言い方は悪いですが、それは上の世代の方が多いからだと思います。

ぼくは映画史に残るレベルの革新的で面白い作品だと思います

見てない人は是非見てくださいね!絶対面白いから!

※ちなみにサーチを見て描いた4コマ漫画です



ということでベスト10はこちらです

ぼくは多分誰が見ても楽しめるうえに質の高いエンタメ映画が好きなんでしょうね。


ちなみに上半期はこちらでした。結構変わってますね。選ぶのは難しくその時々によって変わるということです……

おっと、トップ画が「レディプレイヤー1」だから「レディプレイヤー1」が1位だと思いましたね?

あなた「サーチ」のように私に騙されてますよ?(うざい)

もちろん他にも面白い映画はたくさんありますが、頑張って選んだ結果がこちらです。

他には……

最高に美しい「ROMA」
悪夢に道連れの「アンダーザシルバーレイク」
個人は不幸なのに世界中が幸せというのがドツボの「グッバイ・クリストファーロビン」
ブラッド・バードの天才性にうっとりの「インクレディブル・ファミリー」
本当に何も考えずにめちゃくちゃ楽しめる「オーシャンズ8」

……あぁこれキリがないですね

さて論文書かなきゃ……え?もう29日……?

ということで最後まで読んでくれた方ありがとうございました〜!
(すごい3333文字だ!)

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