Online Writers' Clubという着想について(花緒)

役者の皆様はあんまり意識しておられないことのように思うが、ライターからすると、プロでこれ一本で飯食ってますみたいな人でもなければ、知り合いの役者から脚本を依頼されて、断るなんて選択肢はほぼ無い気がする。

無論、直接依頼されて書けなかったらライターとしては大変辛いところなので、直接の発注は恐ろしいことでもあるのだけれど、光栄且つ嬉しいことであるのは間違いのないところだろう。

最近気づいたことなのだけれど、同じことが役者にも言えるらしく、あなたに向けて書きましたって言われると光栄に感じる役者は多いようだし、出演して下さいと言われれば、当然に嬉しく思い、特段の支障がなければ出演したくなるケースが多い模様なのだ。

役者である以上、出演を依頼されて悪い気がするはずがないと役者の方なら思われるかもしれないが、執筆依頼はライターにとって同様のことを意味する。何が言いたいのかというと、書いてくれと言われたら嬉しくなる書き手はごまんといるし、依頼を受けたら出演したくなる役者も少なくない。それならば、両者をつなげるプラットフォームを作ってみれば楽しいのではないか、と考えて始めてみたのがOnline Writers' Clubなのだ。

Online Writers' Clubの中にはプロを目指してるライターもいるし、野心的な考えを持つ者もいるが、主宰である私の基本的な発想としては、楽しく書けて作品化できる場を維持拡大していければそれで十二分に上等と捉えている。興味を持ったライターや役者の方はぜひ気楽に連絡頂けると有り難い。

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