Online Writers' Club 第一回脚本公募企画・一次選考結果

Online Writers' Clubでは役者さんを公募して、ワンシチュエーションで複数の動画を量産する企画を行っております。第1回目はコンビニに来るウザイ客というテーマで撮影を行いました。

本企画が好評であったことから、第二回目の企画として、一周回って採用したい就活生、というテーマで脚本を公募することにいたしました。

この選考結果について下記の通りお伝えをいたします。


はじめに

2週間程度のショートノーティスであったにもかかわらず、多数のご応募をいただきまして真に有難う御座います。厳正にOnline Writers’ Clubのメンバーで協議させて頂きまして、下記のとおり、○のついている6作品につき、役者さんに渡すことにしたいと思います。

役者さんに本をお見せした後、役者さんから選ばれた本については撮影し作品化させて頂くことになります。

選考の基準および各作品へのコメントについては、本稿下部のとおりですので、ぜひご覧下さいませ。


総評

今回の企画については、「撮影・演出が可能か否か」を基準として役者さんに渡す本を決定することと致しました。作品の出来不出来、作者の筆力やキャリア、面白さといったものとは別の尺度として、撮影・演出が容易であると思われるものをまずは選ばせていただいた次第です。

換言すると、募集要項に沿っている本、を選ばせて頂いた次第です。逆に言えば、今回選ぶことが出来なかった本は、概ね募集要項に沿っていないということでもあります。

例えば、原稿用紙で3枚以上お書きになっている本や尺が2分を超過する蓋然性が高いものは今回、選ぶことが出来ませんでした。分量の多い本を、撮影の場でTwitterで自動再生可能な2:20以内の尺に納めるのは容易ではないからです。
また、特殊な小道具の準備が必要なものも選ぶことができませんでした。募集要項にあるとおり、予算ゼロで撮影することを我々は大切にしている次第です。

加えて、アクトに強く依存しているもの、うまく撮影するためには稽古や試し撮りを何度も重ねなければいけない作品も選ぶことが出来ませんでした。ワンシチュエーションで、複数の作品を限られた時間で撮影する予定でおりますので、役者や演出、撮影技術への依存度が高い作品は、広義において、「撮影可能なもの」という要件を満たしていないと考えております。

今回、Online Writers’ Clubとしては初めてコンクール形式で公募させて頂いた次第ですが、殊の外、反響が大きかったことを喜ぶと同時に、応募してくださる方とのコミュニケーションが課題であることも学びました。応募期間中にあっても、応募作品にフィードバックして推敲の機会を設けるなど、通常のコンクールにはない形式を採らせて頂きましたが、それでも、どういった作品が欲しいのかというイメージが十分伝え切れていない、即ち募集側のコミュニケーション上の課題を思った次第です。

今後も同様の公募を1月の中旬を期限として開催させて頂く予定です。今回、選ばれなかった皆様もぜひこれに懲りずに応募いただけると嬉しく思います。リモート演劇という新しい潮流をともに開拓し、切磋琢磨していけることを望んでいます。


個別コメント

個々の作品に対するコメントは無料のオンラインサロン スペースでのみ公開しております。ご興味ある方はTwitter上でDMいただけると嬉しく思います。


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