【サウナと私6】水風呂不要論
多くのサウナーは水風呂を重要視している。水風呂に入ってこそのサウナである、と考えている。サウナーの1人としてその気持はよくわかる。サウナから出た後、水風呂で急激に体を冷やすことで、その後の休憩時間の心地よさが増す。「ととのい」を迎えられる確率が高くなる。
でも、個人的には、水風呂はサウナにどうしても必要なものではないと思う。サウナに入るという行為の本質は、体を温めて、それが冷えていくことにある。サウナから出ると、人間の体は何もしなくても少しずつ冷えていく。水風呂はその過程を劇的に早くするためのブースターとして存在する。
もちろん水風呂があるのに越したことはないが、どうしても必要なものではない。水風呂がなくてもサウナは成立する。水風呂がなくてサウナがある施設は「サウナ施設」だが、水風呂があってサウナがない施設は「サウナ施設」ではない。
水風呂がない場合、水シャワーで体を冷やすこともできるし、外気にあたってもいいし、ただ何もせず待ってもいい。いずれにせよゆっくりと体は冷えていく。それでもそれなりの満足感は得られる。水風呂の刺激が強すぎると感じられる気分のときには、無理に入ることもない。
サウナにルールはない。サウナにおける水風呂とはすばらしいものではあるが、なくてはならないものではない。ルールにとらわれず、自由にサウナを楽しめばいい。
《告知》
12月12日(火)の19:00~23:30に新宿の「ビキニマシーン」というBARで一日店長イベントをやります。よろしくお願いします。
『お笑いの話ができる地下BAR』
日時:12/12(火)19:00~23:30(L.O.23:00)
場所:ビキニマシーン
(東京都新宿区歌舞伎町2-9-18 ライオンズプラザB1F)
料金:チャージ1000円、ドリンク700円~