アイディアの種 ~新規事業って?①~
私の勤務先では今、新規事業開発に力を入れている。
定期的に「新規事業案の募集」を行って審査が行われ、審査を通過したアイディアは事業化に向けて検証が繰り返されている。
そうは言っても、すぐにアイディアなんて思い浮かばないよ、という私のような凡人のために、アイディアの創り方に関するワークショップが開催されることとなったため、参加することにした。
下記、私なりに理解したことをアウトプットする。
あくまでも素人によるメモであること、ご理解ください。。
ジョブを解決し、AからBへのシフトを起こす
ジョブとは、誰かの「〇〇したい」である。
レストランの食事を家で食べたい
家にいながら、買い物がしたい
修正液などを使わずにボールペンの文字を書き直したい
録画し損ねたテレビ番組を見たい
この、誰かの「〇〇したい」というジョブをかなえるために、現状(A)を意図的にシフトさせ、未来(B)を作り出す、これがイノベーション。
先ほどの例でいうと、
【現状A】テレビ番組はリアルタイムで見るもの/自分で録画して見るもの
↓
【ジョブ】録画し損ねたテレビ番組を見たい!
↓(シフト)
【未来B】見逃した番組をあとから好きなときに好きな媒体(PC/スマホ)で見ることができる
これが、動画配信サービス「TVer」の私なりのイノベーション解釈。
同じ商品・サービスでも、ジョブは「誰が」で変わる
TVerは、視聴者側に立つと前述のような構造が成り立つけれど、これを広告主の視点に立って見ると、また別のジョブが見えてくる。
(広告業界について詳しくないのでイメージだけど)
(広告主)
【現状A】ターゲット層の「番組」や「時間帯」にCMを流すが、視聴率に左右される。
↓
【ジョブ】自社製品に興味のある人に絞って、効率よくCMを出したい。
↓(シフト)
【未来B】年齢・性別・興味分野などの事前回答により、番組ではなく「人」にあわせてCMを流す。
TVerは、CMスキップが出来ない。
そして、ユーザー登録で一定の個人情報(性別、年齢、郵便番号など)を入力する必要があるため、広告主は、自社のターゲット層にダイレクトにCMを配信することができる。
視聴者・広告主の異なるジョブを同じサービス(TVer)で解決している。
TVerは、民放キー局と広告代理店の共同出資による会社である。
視聴者にはとっては完全無料のサービスだが、基本的には1週間分しか見ることが出来ない。
よって、もっと見たいと思った人は、各テレビ局の動画配信サービス(有料)へ登録することになる。
うーん、Win-Win-Win。ある意味、「三方よし」。
あくまでもど素人によるTVer批評のため、見当違いがあっても悪しからず。
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