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小学生から塾は行くべき?

先日、小さい時から仲の良いいとこに会った。
自分よりも4つ年上で、現在は4児の母。
上の子2人は、小学校時代から塾に通い詰め、現在は私立進学校(中学)に通っている。

自分が育った地域は、市内から離れた田舎ということもあってか、小学校の時から塾に通って進学校を目指す…という同級生はほとんどいなかった。
いたとしても、進学校というかただの私立に入学するためにという印象。
いとこ家族の住む地域では多くの同級生(たしか半分くらい)が私学受験に向けて、小学生ながらばりばりの塾に通っているとのこと。

毎日友だちとサッカーやゲームをして過ごしていた自身の小学生時代の放課後とは180度違う。

A:塾に通って勉強する。
B:友だちと一緒にのびのび遊ぶ。

果たしてどちらの方がよい放課後の過ごし方といえるのだろうか。
0か10かといった極端な話をしたいわけではなく、素朴な疑問…。

小学校卒業してからのことを考えると、Aの方が進学校に進み、有名大学に入る可能性は高い。ということは、統計的にはいわゆる「良い職業」に就く可能性も高くなると考えられる。

一方で、Bなら多くの子どもにとって「楽しい」と思える時間を過ごすことができる。もちろん塾通いが楽しい!と感じる子どももいるとは思うが、Bの方が多くの子供にとって魅力的なのは間違いない。
僕自身がBだったので、B擁護派な面があるのは否めない。

ただはじめは塾に通うのをよく思っていなかった子どもが、時間がたつにつれ、勉強の楽しさに気づき、「塾に通ってよかった」と思うようになる可能性はある。
かつてAの子ども時代を過ごしていた人にきくと、「今思えばAでよかったわ」って言う人もいそう。

下記サイトの調査によると、塾に通う小学生の割合は約4人に1人。
「受験のため」が1番の理由だそうだが、次に「本人が通塾を希望したため」がきているのに驚き。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000202.000013544.html

かつて担任した子どもの中にも、自ら塾にいきたいと行って通い出した子がいた。この子は成績トップクラスであったことから、勉強の楽しさ・大切さを子どもながらに理解していたと考えられる。

やはり理想は子ども自身が、塾に行きたいと思った時が行き時なのだと思う。そのうえで受験したいと思うのなら、中学受験したらよい。
ただやはり、ここには大人の「今勉強した方がこの子のためになる」という価値観の押し付けがあることも否めないのだろう。

結論は出ないが、何にしても子ども自身の「〜したい」という気持ちが大切ということを改めて確認。

10年後、我が子は塾に通っているのだろうか…?

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