脱兎の瀬古のライブ飯〜魅惑のスパゲッティ編〜
アマチュア芸人ファン諸氏におかれてはこのような悩みを持ったことはないだろうか?
「ライブ前後にどこでご飯を食べればいいの?」
「ライブ会場周りのご飯屋さんがわからない…」
「この人数で入れる店ってどこ??」
中野twlや方南会館、シアターミネルヴァなどライブ会場は数あれど、案外近くのご飯屋さんは知らないのではないだろうか?
そんなご飯難民を救うべく、劇場周りのうまい飯屋をリサーチ、紹介することが本記事の使命である。
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中野駅から徒歩7分、中野駅からシアターかざあなに向かう道中にその店はある。
今では珍しい専門店が立ち並ぶ薬師あいロード商店街を進むと現れる、緑色の小さなお店。そこが今回ご紹介する『オリエントスパゲッティ』だ。
席数は15席ほどで四人がけの机も一つしかないため大人数ではなく、相方や友達数人と行くのがオススメ。
価格帯は950円〜1500円ほど。ちょっとしたおしゃれランチである。
もちろん金欠の筆者はほぼほぼ最低価格のトマトのスパゲッティ。注文時に何も具材が入ってないと言われたため、具材をトッピングするお金も持たないすっけらかっちんだと思われたくなかったので卵のトッピングをした。
ランチは大盛りが無料でサラダと食後のドリンクがつく。
中野の外れにある店の平日の昼間でありながら、店内はそこそこ人が入っていた。
それもそのはず。オリエントスパゲッティはこの場所で30年以上も営業している老舗。馴染みの客も多いのである。
ぼんやりと店内を観察しているとセットのサラダがやってきた。筆者はサラダのことを草だと認識しているため、ドレッシングが味の決め手だと考えている。チェーン店などのドレッシングは大味で食べるうちに口元がしょぼしょぼしてしまうが、オリエントスパゲッティのサラダはそこが違う。ドレッシングで草の味を誤魔化すのではなく、草の味を引き立てているのだ。胡椒が効いたドレッシングは所詮草であるサラダを、美味しい草に変貌させていた。
そしてサラダを食べ終えると待望のスパゲッティがやってきた。湯で加減は柔らかめのモルビド(アルデンテの逆はもルビドと言うらしい)。そこにフレッシュなトマトソースがかかっている。トマトは細かくカットせず、ある程度原型をとどめているため具材が入っていないながらも満足感がある。何よりも大盛りが無料なので食べ盛りの皆さんのお腹も満たせるのではないだろうか?
食後のドリンクにはジャワティーを頼んだ。コーヒーや紅茶など他の選択肢もあったが、利尿作用が一番なさそうな飲み物がよかったのでジャワティー。東南アジアのお茶なのでクセの強い味なのかと思っていたが、案外スッキリした味わいで非常に飲みやすい。満腹のお腹に通すにはちょうど良い味であった。
筆者は今回、一番安いスパゲッティを注文したが当然その他にもたくさん美味しそうなスパゲッティがあったので各人で試してみてほしい。
そして店を出れば目の前に珈琲館という落ち着いた喫茶店があるので、ライブまでの待ち時間をやり過ごすことも可能だろう。
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