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【トークレポート】Local Quest Lab ゲストトーク(2022年11月)

こんにちは。Local Quest Lab主催のOwarai Quest(大洗クエスト)です。

- Local Quest Lab
Local Quest Labは地域のことを地域に関わる人同士で探求していくコミュニティです。全国の各地域で「地方創生」や「地域活性化」など、様々な地域課題に対して知恵を絞って試行錯誤を繰り返しながら、より良い地域社会の実現に向けて活動する人たちの背景・過程・成果・挑戦を見える化し、地域に関わる・関わりたい人同士のつながりをつくることを目指しています。現在、月1で地域で活動する方をゲストに迎えて、活動内容について聞いていくオンライントーク会を開催していきます。
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Today's Guest

2022年11月のオンライントークのゲストは、「地元・徳島市にUターンし、これまで培ってきた人材業界の経験を活かして地域企業の支援に奮闘する」冨浪真樹さんをゲストに、Uターンのきっかけや現在関わっている地域での活動に迫っていきました。(10月の回のゲスト、北辻さんにご紹介していただきました。)

みんなの人事 代表、ローカル人事養成塾 塾長 徳島市出身。大学卒業後、人材系ベンチャーに新卒1期生で入社。 キャリアアドバイザー、法人営業、新規事業立ち上げを経験。 徳島へUターン後は老舗ラーメン屋 有限会社三八で店長業を経験。 人材業界とラーメン屋での現場経験を活かし、地域企業を対象に人事代行コンサルタントとして独立。 徳島県内を中心に複数企業の人事業務(採用・育成・離職率低下)を委託。これまでにラーメン屋・洋菓子屋・ゼネコン・こども園・卸業など幅広い業種のクライアントを経験。

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Today's Quest Words

- Today's Quest Words
ゲストとのトークで気になった言葉の中から、「地方創生」や「地域活性化」につながるキーワードを3つピックアップします。こちらのトークレポートは、トークの詳細や一言一句をお伝えするのではなく、キーワードをもとに各々が解釈して、考えるきっかけを提供したいと考えています。

①「公益」「共益」「自益」の3つの益で地域と関わる
②この町に住み続けたいと思える「顔が見えるまちづくり」
③何をするかではなく誰とするかという軸

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Editor's Note

Editor's Note
Local Quest Lab主催のOwarai Questメンバーによるあとがきとして、ゲストの印象や気づきを主観で書いたメモになります。

冨浪さんは「視座」のコントロールが非常に上手な方というのがお話を聞いての率直な印象だった。普段からいろんな立場や考え方を持った人と接しているんだろう。相手の状態や状況、関係性などに応じて、話す言葉や内容を変える調整力や柔軟性を備えている。

「地元・徳島を活性化したい」と19歳の時に思ったそうだ。きっかけは大学進学で地元を離れ関西に住んだこと。それまで当たり前のように地元の商店街やお店が衰退していく環境で育ち、日本経済の「失われた30年」や「地方消滅」を間近に感じてきた。しかし、その当たり前は環境によって異なることを違う地域に行って気づいた。

そこから「何をすれば地元を活性化できるだろうか」と自問する日々があった。その自問の先にあった行動は「思いを伝え続けること」だった。その思いが人とのつながりや関係性をつくることになり、「何をするかではなく誰とするか」という人の軸で物事を考えるようになった。

冨浪さんが今見ている未来は、地元の人や企業同士のつながりをつくる「顔が見えるまちづくり」である。都市部の企業では当たり前にある「同期」や「離職」といった会社単位を、まち単位で「地域同期」や「離町」として捉え直す。これは「まちの人事部」的な発想で、町に住み続けたいと思える、町から離れずに暮らせる仕組みづくりである。

「公益」で考えることができれば、自然と「共益」や「自益」につながる。冨浪さんの視座と視点は、徳島だけでなく他の地域でも必要な考え方であり、このような思いと考え方を持ったプレイヤーが地域に1人でもいることで、その地域はきっと活性化していくんだと感じる回でした。

執筆:大洗クエスト 萬里小路忠昭

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次回は12月11日(日)8:00-9:00で開催予定です。次のゲストは冨浪さんにご紹介していただく予定です。イベント案内はこちらのPeatixページでご案内します。お楽しみに。

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■2022年10月



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