24卒オタクの就活 (2) 企業研究

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ここからは実践的な内容について書く。


1.企業研究

以下は自分が企業研究をする際に調べていたことだ。
(※インターン参加やOBOG訪問などをする前の基本的なデータ集め)
有名な企業であれば、Twitterなどで企業情報まとめが投稿されていることもある。

・企業理念、社風
・業界のトレンド、業界内での立ち位置
・事業・業務内容
・志望職種(あれば)
・待遇(年収、転勤、福利厚生など)
・選考プロセス

インターンのESの段階では、調べて分かる情報=会社HPから拾える内容(企業理念、事業内容、IR資料など)で十分だ。働いたことないんだからそれ以上知っている訳がなかろう。You Tubeなどの企業動画も活用しよう。大事そうなことは1回だけじゃなくて何回か言っている。
ESを書く際には、追加でIR資料(投資家向け資料、公式HPに載っている)の情報や、その企業との接点を持った体験談を盛り込めるとさらに差別化できる。本選考のESや志望度の高い企業で特に意識したい。インターン時の経験や、OBOG訪問でのエピソード、原体験を含めるのも有効だ。

ESを書く時の情報とは別に、働きやすさや実情を見るために追加で調べておくといいのは、女性管理職の割合や平均勤続年数、社員の口コミ、大学別の採用実績(=学歴フィルターの有無)、歴代社長の学歴、平均年収などだ。

一見、出身大学を問わない採用をしているように見えても、ボトム層はスポーツつよつよ実業団要員だったなんてこともある。役員などに明らかに学閥を感じるところもある。逆に言えば、そういう会社はある程度の大学を出ていれば出世ルートに乗りやすいということでもある。省庁とか銀行とか顕著。コネとか色々あってめんどくせ〜〜〜〜がまぁ要は勝てる土俵で勝負をしようということだ。
社員の人と会った時に、飲みに行く頻度をそれとなく聞いてみるのもいい。

そして皆が気にしているであろう平均年収について。
企業が年収を大々的に公表していることはほぼない。調べるとしても、せいぜい伝聞ベースのネット記事や、転職情報サイトなどに少し載っている程度だろうか。社員にも、面と向かって給料いくら貰ってますか? とは聞きづらい。

そこで参考にしてほしいのが、有価証券報告書だ。上場企業ならEDINETに載っている。有価証券報告書第一部 第5「従業員の状況」を見れば一発だ。ただし、総合職/一般職/技術職などの区分がある場合、それらをひっくるめた平均年収になっていることに注意しよう。総合職の平均年収や年代ごとの平均年収などが知りたい場合は、口コミサイトの方が実際の値に近いと思われる。

選考プロセスに関しては、企業公式HPや、歴代の就活生の口コミサイトに載っていることが多い。

以下、参考サイト

しょくばらぼ:厚労省のサイト。働きやすさを調べられる。(男女比、平均勤続年数、平均残業時間、有給取得率、女性管理職・役員割合、育休取得率など)

Open Work:転職サイト。社員口コミ、年収

Open Money:転職サイト。社員口コミ、年収

EDINET:金融庁のサイト。上場企業の有価証券報告書が見られるので、平均年収のチェックに使える。ここに嘘を書くと企業は法令違反(金商法)で泣く子も黙る金融庁様にシバかれる。

One Career:選考プロセスや、通過したES例が見られる。

Unistyle:選考プロセスや、通過したES例が見られる。


2. 補足

有価証券報告書どうやって見るねん、という人向け。転載すると怒られそうなので情報に関してはモザイクを入れてあります。

(1) EDINETを開く
検索窓に調べたい企業名を入力する。書類種別は有価証券報告書のみにチェック

(2) 有価証券報告書を開く

(3) 目次から、第一部 第5「従業員の状況」をクリック

(4) 平均年収が見られるよ


24卒オタクの就活(3) ESの書き方 に続く


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