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里綾実選手、背番号は18。

「淡路島に女子プロ野球ができるって」って妻から聞いた。

球団名は、兵庫ディオーネ。

2016年だったかな?

3月だったと思う。

寒かったのを覚えてる。

調べてみたら、試合が家の近所の球場で試合があった。

興味本位で行ってみた。

その日は雨だった。

行ったら、スタッフさんがいられていたので聞いたら「中止になってしまったんです」って本当に申し訳なさそうに言われていた。

また来ます。

伝えたら「よろしくお願いします!」と元気に笑顔で応えてくださった。

そのスタッフさんに好感を持ったので、余計に観てみようと思ったのだ。

後日行ってみたら、無事に開催されていた。

ぶっちゃけ市民球場だ。

手作り感満載。

(プロ?)って思いながら観戦した。

芝生も荒れた球場。

お客さんもまばら。

でも、選手の皆さんが一生懸命だった。

応援されてるファンも一生懸命。

そこに惹かれた。

僕は野球経験者でもないから、技術的な事なんて分からない。

だけど、一生懸命なのは分かったのだ。

『野球はみんなのスポーツです』

それから、ニコ動やYouTubeなどで、仕事の合間にPCで女子プロ野球を追いかけた。

淡路島で一生懸命に頑張られている。

それだけで嬉しかったのだ。

夜勤時。

YouTubeで見た、里綾実選手。

この発言。

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この言葉に燃えたのだ。

僕が大好きなのは、プロレス。

男子プロレス、女子プロレスって別れてるけど。

女子プロレスの選手は立派に闘われている。

だけど、世間の目は厳しい。

一緒じゃないか。

選手は誇りを持って闘われてるんだ。

一球入魂。

氣。

「闘魂とは己に打ち克つ事」

アントニオ猪木さんは言った。

感情移入。

僕は、女子プロ野球。

いや、里綾実選手を追いかけた。

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お仕事がお休みの時は、野球場に駆けつけた。

里選手は、ファンサービスを大事にしてくださった。

今 考えたら行き過ぎの感じもあるイタいファンだった。

それでも、里選手をはじめ、選手の皆さんはファンサービスを大事にしてくださった。

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しかし、2年後 兵庫ディオーネは淡路島から愛知に行く事を知る。

愛知ディオーネになる。

メチャクチャショックだったけど、淡路島より愛知県の方が都会だ。

選手や球団にとっては絶対に良い。

言い聞かせた。

その通りだとも思ったから。

淡路市役所で、お別れセレモニーがある。

早朝 大雪の中、仕事終わりに駆け寄った。

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ありがとう。

球団や選手。

淡路市に『愛』を感じた瞬間だった。

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最後に、選手が並んで、お別れの挨拶。

僕の番が来た。

「来てくださったんですか!」

「愛知県でも頑張ってください」

「はい!」

笑顔だった。

愛知県に行ってからは、申し訳ないけど、見ていなかった。

興味も半減していた。

いい加減なもんだ。

だけど、気になってもいた。

そして、去年 女子プロ野球の殆どの選手が退団するニュースが流れた。

何故?

今になっては どうでも良い。

過ぎてしまった事だ。

(あ、そうなんだ・・・)

それくらいの気持ちだった。

里選手も退団されるとの事だった。

野球辞めちゃうのかな?

と、思っていた。

が!

里選手は前を向いていた。

まだやれる。

やろう!

意気込みを感じた。

世界で闘う。

そう、彼女は世界一のピッチャーなんだ。

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今、里選手はクラウドファンディングをされている。

何処にも所属しないから。

たった一人の挑戦だ。

千円から。

されど千円です。

大きな金額です。

でも、少しでも応援してあげたいと思ったら、お願いします。

僕がこれを書いたのは恩返しでもある。

何もない淡路島。

で、応援させていただいたから。

支えてくれたから。

忘れないから。

何度も、僕の背中を押してくれた。

今度は、僕が背中を押す番だ。

里綾実選手。

ファンの皆様。

僕達はファミリーなんだ。

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里綾実選手。

背番号は18。

ずっと。

これからも。

いや、これからなんだ。

レジェンドは、何周もされる覚悟をしているのだ。

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やりましょう!

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