九州 プロレス密航記。
チャクリキ愛媛大会が中止！
そんな情報が入ってきた。
5月29日、愛媛・伊予三島運動公園体育館で行われる予定だった。
僕が観たかったこのカード。
僕の大好きな青木真也選手が凡人パルプ選手とシングル対戦ですよ！
これは見逃せない！
観戦に行く事を決めていた。
そう思って、僕は4月・５月は仕事していたと言っても過言ではない。
だが、中止。
一寸先はハプニング。
チャクリキさんが悪いのではない。
コロナだ。
行政だ。
本当にいい加減にしてほしい。
僕の予定では、28日（24時間勤務明け）→29日（淡路島から車で愛媛県へ、観戦。一泊）→30日（車で帰って休んで）→31日（朝から24時間勤務）だった。
予定もなくなった。
悔しい！
が、数日前にネットで情報が入っていた。
青木真也選手が30日にDDTさん熊本大会に参戦すると。
しかも、カードは青木・納谷選手組ｖｓ竹下・上野選手のタッグマッチ。
IGFの風を感じさせる、青木選手と納谷選手。
来週のサイバーファイトフェスにてノア勢と闘う、竹下選手と上野選手。
（これは観たい！）
グッとくるカード。
多分だけど、僕が観戦した去年の12月静岡大会以来の青木選手と竹下選手のマッチアップ。
だが、この日は愛媛から淡路島に帰る日だったから、諦めていた。
だが、チャクリキさんは中止になった。
行きたい！
だが、次の日の31日は朝から勤務だ。
調べたら、熊本から淡路島に帰れる最終時間は夜7時前。
新幹線に飛び乗って、淡路島には最終バスで帰らなくてはならない。
帰っても
深夜1時過ぎだ。
乗れるのか？
帰れるのか？
仕事に穴を空けてはいけない。
そんな時に僕の頭に浮かんだ言葉。
怒りをパワーに変えろ！
迷わずいけよ！
僕は、この試合が観たいんだ！後悔しちゃいけない！
急遽、九州遠征に気持ちを切り替えた。
28日、勤務明け。
ぐっすり寝て、29日は福岡へ。
この日は、DDTさんが西鉄ホールで昼夜興行をされていた。
夜の部は上野選手ｖｓ彰人選手の選手権。
このカードは観たい！
行く事を決めた。
博多駅から地下鉄かな？
人に教えていただきながら、西鉄ホールに到着。
良い会場です。
僕は、地方が好きだ。
その日に待ってるファンの熱が高いから。
メインでは上野選手が勝った。
でも、僕の中では彰人選手が凄いな！と感じた。
徹底したヒザ攻め。
理屈のあるプロレスを観ると嬉しくなる。
シーン現象もあった。
それを怖がってはいけないのだ。
満足して、宿泊先のホテルへ。
緊急事態宣言だから、飲食店が閉まってる。
しょうがないから、コンビニのおにぎりを食べて就寝。
30日。
大浴場に入って、眠気を覚ます。
ホテルでは、朝食がもつ鍋を提供してくれている。
博多へはプロレス観戦で二回ほど来ているが、初めての鶏もつ鍋。
思ってた以上に美味しかった。
そういえば、宿泊先のホテルの横は、昔 博多スターレーンがあった場所。
西の聖地。
少しセンチメンタルな気持ちになって、チェックアウト。
さぁ、熊本へGOだ！
熊本は暑かった。
市電に乗って、熊本城へ。
良い感じです。
熊本城もコロナで近くでは見れないとの事を警備員さんに聞いた。
何とか熊本城が見える場所へ。
綺麗だった。
馬刺しも食べた。
九州の醤油は甘いんだなぁ。
でも、美味しかった。
色んな所を巡って、いざ熊本城ホールへ。
思った以上に綺麗だった。
出来立てなんだ。
会場へ。
近い。
気持ちが高まっていく。
第一試合からおもしろい。
そして、セミファイナル。
先程、赤井選手から奪ったアイアンマンのベルトを持って入場の青木選手。
堂々と入場の納谷選手。
竹下・上野選手の入場。
試合が始まる。
緊張感が最高に痺れる。
来て良かった。
青木選手も納谷選手も竹下選手も上野選手。
全選手を本当に興奮して応援していた。
青木選手と竹下・上野選手が奏でるセッション。
強弱のビート。
僕には心地良いリズムに感じた。
竹下選手の垂直落下式ブレーンバスターが良かった。
あの技は説得力がある。
まさに、1・2の三四郎。
東 三四郎イズム。
からの、逆エビ固め。
ウォール・オブ・タケシタ。
見事だった。
負けて悔しがる青木選手に色気を感じた。
納谷選手も良かった。
素晴らしい試合が観れた。
『闘い』があった。
試合後、マイクで竹下選手が「青木さんもDDTの仲間」と言われていた。
本当に嬉しかった。
次はメインイベント。
時計を見ると、19時前。
あぁ。
申し訳ないが、セミファイナル後、会場を飛び出した。
選手・関係者の皆さんに申し訳なかった。
ごめんなさい。
でも、大満足して新幹線に乗れた。
新神戸から淡路島行きの最終バスにも乗れた。
帰ってきて、すぐに就寝。
朝も起きれて、出勤。
今は職場で待機中。
明日の朝まで勤務。
頑張らなくては。
僕は選手の為だけに応援してるのではない。
選手の皆さんから沢山のエネルギーをいただいている。
だから、会場に行くし応援しているのだ。
自分に返ってくると信じてるから。
博多・熊本で買った、パンフレット。
これは僕の宝物。
緊急事態宣言なんのその。
僕はまた会場に行くだろう。
ありがとう、九州。
ありがとう、プロレス。
『闘魂とは己に打ち克つ事』
明日から6月。
一日をコツコツ頑張っていこう。
大好きな選手が教えてくれているから。
気合だ。
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