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岸田さんの「キナリ杯をはじめようと思った、ほんとうのこと」を読んで落ち込んでいる人いたら読んでほしい

終わっちゃいましたね、キナリ杯。

はい、もちろん、僕も応募しましたとも。見事に賞は取れませんでしたが笑。まあ、4000以上の応募があって、賞をもらえた人は50人くらいなんで、もらえる人がすごすぎるんです。いや、受賞者の方、おめでとうございます。応募された方、お疲れさまでした。あ、知らない方がいるかもなので、キナリ杯とは、こちらです。

岸田奈美さんという今じゃnote界のカリスマともいうべき作家さんが、コロナ禍で国からでる助成金の10万円を有効に使おう!ってことでぶちかましたおもしろい文章コンテストです。このお祭り騒ぎに乗っかった人がたくさんいて、最終、賞金は100万円までに膨れ上がりました。すごい!

僕のほうはというと、はじめはやる気マンマンで、僕のnoteを読んでくれている友人にLINEして、「どう?僕の記事、どんなんがおもしろかった?」なんて聞いたりしてたんですが、途中から、なんで、応募したいんだろう?、僕は何のために書いてるんだろう?って思い始めて、トーンダウンしちゃいました。はじめは、正直、賞金欲しさと、やっぱり自分の文章を認めてほしい!、なんて思いがあったのですが、そこまで本気に「文章を書く」ってことにのめり込めなくなったんです。

そこで、岸田さんの昨日の記事。

すいません、有料です笑。僕が謝ることでもないんですが。岸田さんの文章は本当に面白くて、尊敬しているんですが、このキナリ杯を始めようとした本当のこと、っていうのは興味があり、有料だけど読んでみました。

有料なので、詳しいことはネタバレになっちゃうから書けないんですが(有料、有料しつこいですが)、岸田さんは、「おもしろい文章なんて書けなくてもいい」って言ってました。「書くことがつらくない人、書かなければ生きていけない人だけ、書いたらいい」と。岸田さんが言いたいこともわかります。例えば、おもしろい文章を書きたい!って人がいて、その人は逆に言うと、「おもしろい」って言ってもらいたいんですよね。これって、何かに似てますよね。SNSです。承認欲求ってやつですか?僕も、一応、FacebookとInstagramとTwitterにPinterest、、、とありとあらゆるSNSをやってますが、まあ、見事にいいね!もシェアもされません笑。しかし、僕が気になったのは、岸田さんのこの文章でした。

たまに「自分の経験を書くことで、誰かが元気になってほしい」「誰かに共感してもらうことで、救われてほしい」というために、書きたいという人がいます。
優しさを否定しませんが、文章で他人をどうこうするなんて、まったくのファンタジーです。
なぜなら、人と人は永遠にわかりあえないから。頭で考えてることなんて、外に出した瞬間に20%も伝わらないし、それすらも寸分の違いなく受け取れる人なんて、1人もいないんです。
「共感した」「救われた」というのは、読み手が勝手に解釈して決めることであって、それを書き手側がコントロールすることなんて、絶対にできない。

すいません、ここの部分だけ読むと岸田さんの真意が伝わらないので、できれば、500円出して全部読んでください。ただね。僕もブログ書き始めて10年くらいになるんですが、ブログ始めてから癌になったり、双極性障害になったりして、他にもいろんなことがあって、それをブログで吐き出してたんですが、それでも僕のブログを読んで、おもしろい!とか、共感できる!とか、久しぶりにあった人に、いつもブログ読んでますよ!なんて言われて、おっしゃー!これからもがんばって書くぞー!なんて思ってたわけですよ。正直、思ってました、「僕のブログで救われる人がいる」。自分もそうだったんです。病気した時、やっぱり同じ症状の人が書いたブログが励みになったし、僕のブログが、ある検索ワードで上位に来てたこともあったんです。あー、少しは役に立ってるなーとか思いました。

なんか、取り留めのない文章になっちゃったんですけど、要は、岸田さんの文章だけ読んで、あー、自分はダメだーとか思わないでほしいんです。「人のためになる文章を書きたい!」。いいじゃないですか!それが自分の表現スタイルだと思うのなら、じゃんじゃん書きましょうよ!「ぜったい、岸田さんみたいにおもしろい文章書けるようになりたい!」いい!どんどん、書きましょう!ただ、こんな文章だめだって思っちゃダメです。noteでスキ!が全然ついてないけど、この文章サイコー!って思いましょう。だって、自分がいいって思ってないのに、誰がいいって言ってくれるでしょうか?岸田さんだってそうですよ。全部が全部面白いわけじゃない。あの、イチローでも打率4割なんですから。岸田さんは文章で他人をどうこうするなんてファンタジーだって言ってますが、これって、「ディズニーランドって、ファンタジーでしょ?」って言ってるみたいなもんです。正論なんですよ、岸田さんが言ってることは。それを、まんま受け止めたらだめです。ちなみに、僕の家族はディズニー大好きです。人と人は分かり合えないって岸田さんは言ってるけど、これは、極論です。分かり合えるという前提で行動すると危険、ってことです。分かり合える人もいっぱいいますって!!僕は、ホントダメダメ人間ですけど、困ったときにはいろんな人が助けてくれます。それこそ、自分を犠牲にしてまで、力を貸してくれる友達がいます。信じましょうよ!世の中、捨てたもんじゃないです。

とにかく、岸田さんのあの記事読んで、落ち込んだり、自信なくしたりしないでください。岸田さんは凄い人だけど、岸田のヤロー調子こいてんじゃねーよ!くらいに思ってちょうどいいくらいです。

とまあ、そんなことを書いたのが僕のキナリ杯応募作品です。よろしければ、ご一読ください。


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