集団内唯一のアジア人として行動した時に見つけた文化の違い11 禁句のfワード(swear word)を持たない日本語
こんにちは!
私は半年間のカナダ交換留学中に
40カ国から来た移民や留学生数百人と
交流しました。
その際に見つけた文化の違い第11弾!
「fワード(=swear word)」についてです!
洋画でたまに感情的になった登場人物が
"f…k!!"
と叫ぶ場面を見たことがある方も
いらっしゃるのではないかと思います。
留学中に出会った英語ネイティブの大学生達も、たまにではありますがそうした言葉を使っていました。
そこで改めて英語ネイティブである
イギリス人の友達に意味を聞いてみました。
すると、
「絶対に言ってはいけない言葉なんだけど、
人によって使う頻度は本当に違うよ。
私は親に言うなって言われてる。
ただ、仲良い友達同士とかの間だったら
ノリで使うこともあるよ。でも絶対に
先生とかに向かってその言葉は使ったら
ダメ。」
と言われました。
そして
フランス人の友達も、韓国人の友達も
それに相当する言葉がそれぞれの母国語に
あると言っていました。
これはあくまでも推測ですが、
この言葉はキリスト教と関係があるのでは
ないかと思いました。
なぜならイギリス、フランス、韓国は
キリスト教信者の多い国だからです。
また、別名が"swear(=誓う)word"という
いかにもキリスト教っぽい名であることからも、
キリスト教に何らかの関係が
あるのではないかと思いました。
さて、やはり万国共通で大学生というのは
そういうスラングが気になるのでしょう。
日本に興味のあるカナダ人の友達から
「日本語で"damn it""shit"はそれぞれ何て言うの?」
と聞かれました。
そこで、それらに対応する日本語を
それぞれ答えました。(ちくしょーとか)
「じゃあ、f…kは?」と聞かれました。
困りました。
日本語にfワードに相当する表現がないことに
気づいたからです。
この表現だとshitに近いし…あの表現だとdieに近いか…等々色々思考を巡らせました。
まさかカナダで日本語の汚い表現と
向き合うことになるとは
思ってもみませんでした。
結果、
「日本語にfワードがないけど、強いて表すなら、さっきのshitの日本語訳と一緒かな〜」
と言いました。
するとカナダ人の友達は驚きながら、
「fワードがないって、じゃあ日本人は
本当に怒った時はなんて言うの?」
と言いました。
私の日本語の語彙不足の可能性も大いにあり得るのですが、(主に負の)感情が一定ラインを上回った場合、表現は一辺倒な気がしました。
この経験から、
日本語は怒りの度合いを表す表現が
細分化されていないのではないかと
思いました。
そんな訳で、
fワードに相当する表現がない日本語を
不思議に思い、それと同時に、
イスラム教や仏教を信仰する他国にも
fワードに相当する表現があるのかが
気になったのでした。
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