心に日本ファンの非日本人を飼っている話
こんにちは!
半年間のカナダ留学中に40カ国から来た移民や留学生達数百人と交流した経験を元にnoteを毎日投稿している私なのですが、
この経験のおかげで、日本で起こる小さな出来事にも幸せを感じられるようになりました。
なぜなら、心に日本ファンの外国人の視点を持っているからです。
というのも、交流を通して、海外の人々にとって日本のどんなところが独特であるかがわかるようになったのです。
そして、留学を通して日本を好きになったので、その日本ならではの日常の風景を目にする度に
感動するようになったのです。
いわば、毎日が観光気分です。
これは建物などの目に見えるものだけでなく、
日本人らしさなど見た時も同様です。
今日は街を歩いていて、
前を歩いていた2人組の女性のうちの1人が
突然、歩いていた方向を変えて
建物と建物の隙間に入りました。
何かと思えば、その1人が靴紐を結び直すのに
他の人の歩行の邪魔にならないようにするために、移動したようなのです。
普通、少し歩道の端に寄るとか
そのくらいなところを、
この人は建物と建物の隙間にまで
入って行ったのです。
これは、人に迷惑をかけるなと教育されることで、周りに配慮するように生きてきた日本人の「思いやり」の心の表出だと思うのです。
この「思いやり」の心は、悪く言えば、
「周りを気にしなければならない風潮」
とも言えるため、
この風潮を窮屈に感じる方もいるでしょう。私も留学するまではそうでした。
でもこの風潮も
「不快な思いをさせないように
常に周りの人のことを思いやっている」
と捉えれば、日本人ならではの素敵な心意気に感じられませんか?
他国と比較して軽犯罪件数も少なく
治安が良いことからもわかるように、
周りを監視しているからこそ、
日本は平和に保たれているのです。
あらゆる人と交流しながらカナダで生活し、
時に危険な場面にも遭遇することで、
無意識のうちに日本の平和さを
享受していたことを実感し、
この窮屈さこそが日本の美しさであると
考えるようになったのでした。
そのため、今日、街で女性が
他者の迷惑にならないように
建物と建物の隙間で靴紐を結ぶ姿を見て
「日本人らしい心遣いで素敵〜!」
と感動して、少し幸せな気持ちになりました。
みなさんの日常にも、
きっと日本や日本人の美しさに
触れられる場面が溢れていると思います。
特に、日本を窮屈に感じた時こそは
日本や日本人の美しさについて気づく
チャンスが転がっていると思います。
そんな訳で、留学中の交流を通して数多くの文化や価値観を学び、帰国後に混乱してしまうこともありましたが、
「日本ファンの外国人の視点」を手に入れられたことで些細な幸せに気づけるようになったのは
留学によるかけがえのない成果であると
思ったのでした。
本日もご覧頂きありがとうございました!
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