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「メールが届かない問題」の原因とアンサー

クラフトビールと歴史をこよなく愛するオーバルギアです。

ウェブサービスを運営していると「メールが届かない問題」が発生しませんか?もしくは利用者として「あれ?メールが届かないぞ体験」

たとえば、

・会員登録したけど、アカウント認証メールが届かない
・予約したけど、予約確認メールが届かない
・商品を購入したけど、支払いメールが届かない

この記事では、この「メールが届かない問題」への原因とアンサーを書きたいと思います。

そもそもメールが届かない原因

メールが届かない原因は大きくわけて3つあります。

1.利用しているサービスの不具合
2.メールサービス側の処理の問題
3.利用者側の手違い

それぞれみていきましょう。

1.利用しているサービスの不具合

これは単純に利用しているサービス側のなんらかの不具合がある場合です。たとえばこのnoteなら、note側になんらかの不具合があった場合、メールは届きません。(すいません!あくまで例のでm(_ _)m)

きっとnoteさんは全力でこの不を解消するためにアレコレしてくれると思います。私たちも経験がありますが(苦笑)超フルスピードで解決へとファイツします!

・・・いち利用者としてこの不具合に遭遇したときは、これはなんといいますか…サービス側の解決を待つしかないですよね〜(応援!)

サービス提供者側にたつと、こういうとき応援してくれるとすごく励みになります。いや、もちろん不具合へのお詫びの気持ちや申し訳ない思いでいっぱいだと思うんです。

ただ苦情とかいっぱい来ているときに「頑張ってください」は涙出るほどうれしい気持ちになりますね。

2.メールサービス側の処理の問題

この2番目の「メールサービス側の処理の問題」が事態を難しくしています。

↓はSpotifyのヘルプページです。一番上に「メールが届かない問題」へのSpotifyアンサーが載っています。

サポート-Spotify (1)

携帯電話会社から発行されたメールアドレスには Spotify からのメールが届かない場合があるため、別のメールアドレスのご利用をおすすめします。2020年3月31日 18:32 JST

「携帯電話会社からのメールじゃないメールで登録してね」ってアンサーですね。しかも1年以上前の2020年からメッセージ。「メールが届かない」問い合わせがたくさんあったのかな〜と想像します。

正常なメール配信の流れ

そもそもメールのシステム間のやり取りは、メール配信した後は、メールシステム側(docomoやauやGoogle)が判断して処理をします。

たとえば、オーバルギアがサービス提供会社で、ある利用者さんがdocomoのメールアドレスで会員登録したとします。

そのときの正常に配信されるメールはこのような流れです。

noteブログ

オーバルギアは、docomoにメール配信して、docomo側からの「受信しました」合図で、正常に受信したと判断します。

で、その後、docomo側が判断して、利用者さんにメールを配信します。

異常なメール配信の場合(メールが届かない)

一方、メールシステム側(ここではdocomo)がメール送信しない判断をくだすこともあります。(あくまで例ですので、念のため)

そのときの流れです。

noteブログ (1)

サービス提供者であるオーバルギアは、docomo側から「受信しました」合図を受け取っているものの、利用者さんからは「あの〜会員登録後の確認メールがまだ届いていないんですが」と連絡がある状態です。

…うむ、困った。サービス提供者は、自社サービスの不具合かなと調査しても、docomo側から「受信しました」合図を受け取っているので「アレアレ〜」となるわけです。

こちらの解決方法は正直、とても難しいと思います。利用者さんに、メールサービス側にお問い合わせいただくのが一番近道かもしれません。

(参考)各メールサービス会社のお問い合わせ先
docomo お問い合わせ
au お問い合わせ
softbank お問い合わせ
Gmail  迷惑メールのマーク付けとマークの解除
Yahoo! 届くはずのメールが届いてない
iCloud メールが機能しない場合
Outlook.com のメールの同期の問題を修正する

3.利用者側の手違い

利用者さん側の手違いの場合も考えられますよね。誰にでも手違いや勘違いはありますからね。考えられるパターンをいつくかあげますね。

1.入力したメールアドレスが違っていた

シンプルに入力ミスです。まさに誰にでもミスはあるよねパターンです。

2.RFC違反のメールアドレス

2009年以前に、作ったメールアドレスの場合、RFC違反のメールアドレスの可能性もあります。

RFC違反は、メールアドレスにドット「..」が連続使用されていたり、@マークの直前でドット「.@」を使用していたりする場合がそれにあたります。

RFC違反のメールアドレスだと、メールサービス側で送信しない判断をする可能性があります。

(参考:docomo)特殊な形式のアドレス(RFC違反アドレス)のご利用について

3.容量オーバー

使っているメールシステムの空き容量が不足している場合、メール受信できません。空けてから再トライ!

4.受信拒否設定してた

実は受信拒否設定していたパターンもありますよね。意図せずとも、セキュリティ設定で「URLを含むメールは拒否する」的なボタンにチェックを入れている場合もありますね。

5.迷惑メールフォルダに受信している

ここからは、利用者さんの「手違い」というより、受信しているけど「気づかない」「気づきにくい」場合です。

一番多いのが、この「迷惑メールフォルダ」に受信していたケース。迷惑メールフォルダで発見したあかつきには「このメールは迷惑じゃないよ」的なボタンを押すと、今後は受信できそうです。

6.プロモーションフォルダに受信している(Gmail)

Gmailに関しては、企業からのメールはプロモーションフォルダに入っているケースが散見されますよね。しかも同じ企業でも、あるメールはプロモーション、あるメールはメインフォルダって感じで、謎な動きです。。。

「メールが届かない問題」へ

まとめますと「メールが届かない問題」は、その1は利用しているサービスの不具合、利用者としてはもう応援&祈りでしょうか!

その2はメールサービス側の処理の問題、これが一番難しいですね。

もちろんサービス側の問題が潜んでいるケースもあるでしょう。やたらメールを配信しまくるとか。メールサービス側としても。利用者さんに快適なメールライフを送ってほしいですしね。

いずれにしても、なかなか手ごわい原因です。利用者としてメールサービス側にお問い合わせしてみるとか、他のドメインで、新しくメールアドレスを取得するとかのパワフルソリューションもときに有効かもしれません。

その3は利用者側の手違い。これは頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。誰でも自分は正しいって思い込みはありますしね。ちょっと俯瞰して「もしかしたら自分の問題かもしれない」って思うことで、解決への道が開けるかもしれないからです。

さきほどあげたケースをみながら、あらためてチェックしてみても良いかもしれません!

今回の記事で、普段あまり見えないサービス提供者側の事情が少しでも見えればうれしいです。本当の意味で迷惑メールはもちろん論外!

でも、会員登録メールや予約完了メールなど必要なメールをサービス提供者は届けたいし、利用者も受け取りたいと願いっていますしね。お互いに協力しながら解決していけると良いなと思います!

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