留学と国内の英会話スクール、上達が早いのはどっち?(3)

こんにちは。本橋です!

今回は、前回までの計2回の内容を踏まえての結論です。
準備はいいですか?

では、早速はじめますね。
もし、あなたが、ボキャブラリーを増やし、細かい微妙な英語表現を身につけることが目的なのであれば、正しいメソッドを持つ英会話スクールさえしっかり選べれば、あとは前述のスポーツの喩えのように、自らも努力を続けることで、留学することなく、英語をモノにすることは可能です。

この場合の一番のポイントは、英語習得のモチベーションの維持をしっかり努めなければならない点です。そんなことにも気を配ってくれる英会話スクールだと、なお良いと思います。

反対にあなたが、英語上達だけではなく、たとえば、外国の文化に直接触れたいとか、海外を肌で感じてみたい、これまでとは全く違う環境に自分を
置き、自分自身を磨きたい、帰国後の就活で企業の求めるコンピテンシ―を求めることが目的であるのでしたら、留学をおすすめします。

なぜなら、海外生活体験は、“人間修行”にはもってこいだからです。人間が成長するためには、やはり自分自身を「ままならない環境」に身を置くこと、「思い通りにならない環境」の中に身を置くことが効率的だからです。その意味でも海外生活は、慣れ親しんだ日本国内で生活するよりも、圧倒的にスピード感をもって人間力が鍛えられます。そこが企業の求める能力・
資質にもリンクしてくるわけです。

要するに、英語の上達のみを目的とされているのか、あるいは、それ以外のことも視野に入れているのかで、どちらかに決めれば良いと思うのです。

繰り返しになりますが、英語上達の早さ(スピード)に関しては、留学されるにしても、英会話スクールに通われるにしても、あなたが、どれくらい英語をモノにしたいと真剣に考えているか という“熱意”や“目的の明確さ”が、直接影響すると考えてくださいね。

つまり、あなたの本来の目的をしっかり見つめながらどちらかを選べば、
そこで目的を実現できるはずです。

そして、これも大切な点ですが、どちらかに決めたら、迷わずに突き進んでください。決めた後に迷ってしまうと、心のアクセルとブレーキを一緒に
踏んでいる状態ですから、望む通りに前に進めませんし、ベストな結果を
出す事はできません。

自分にとって、せっかく良いチョイスが出来たとしても、迷うことで、
かえってマイナスに作用してしまいます。自分の決断を信じ、あとは頑張るのみです!

かりに、今回の目的が、英語の上達のみであり、日本の英会話スクールで
学ぶことを選ばれても、勉強しているうちに、次は海外で自分を試したくなったり、何かを身につけたくなるかもしれません。そうしたら、それから
留学されても遅くはないはずです。いくつになっても留学できるのですから。留学は決して逃げません。かりに逃げてしまうとしたら、自分から離れるだけです。自分の下す選択次第です。

一方、留学されるのであれば、それなりの留学の「心構え」や「覚悟」を持って留学しないと、期待する成果をあげられずに、場合によっては中途半端な状態で帰国してしまうことになりかねません。もちろん、そうならないために、これからこのコラムの中で、留学で成功するための必要なノウハウを伝えていくつもりです。

さぁ、まずは、今回のテーマである、英語の上達のみを目的とされているのか、あるいは、それ以外のことも視野に入れているのかを、ご自分に投げかけてみてくださいね!

できれば、頭の中だけで考えるのではなく、紙に目的を書き出すようにしてください。自分の考えていることを、紙に書き出すことで、頭の中が整理しやすくなるからです。

最終的にあなたに相応しい回答は、実は、あなたの中にしかありません。
人それぞれの目的やベースが異なるからです。みんなが同じ回答というのはあり得ません。じっくり今の自分と向き合ってみてください。きっとあなたの回答が見つかるはずです。

3回にわたり「留学と国内の英会話スクール、上達が早いのはどっち?」というテーマについてご紹介してきました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

次回は、留学をすると嫌でも気づかされる「日本人留学生の弱点」について述べたいと思います。お楽しみに!

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