見出し画像

家を買わなくて良かった

noteに記事を書くようになって思考が整理されてきた
自分のやりたいこと、やりたくないことが、以前より明確に見えてきた。
やっぱり書くことっていいんだなと感じる

(自分のやりたいこと・願望)
・いつも上気元(=上機嫌)で過ごしたい
・経済的、時間的にゆとりのある生活を送りたい
・楽しく仕事をしたい、好きな仕事をしたい
・旅行・趣味を思いっきり楽しみたい
・楽しい時間を一緒に過ごせる友達や恋人がほしい
・自由に暮らしたい
まだまだ抽象的だな 

(自分のやりたくないこと)
・一緒に暮らしたくない人との生活を続ける
・やりたくない仕事を続ける
・家族の分の料理まで毎食作ること
・病院通い、子供の学校のPTA役員、気の合わない人と食事・飲み会
こちらは妙に具体的だな 笑

ところで願望といえば、
私は20代のころから、ずっとマイホームに憧れていた
20代の頃はシングルマザーでお金がなくて、「家を買う」なんて、とても無理だった。同年代で家を持っている人(もちろんローンだと思うが)が羨ましいというか、自分とは別世界の人なんだと感じていた。

家がほしいという気持ちは常にあり、30代で再婚した後、家を買うことに現実味が帯びてきた。
ずっと憧れていたマイホームは新築一戸建て。大きなアイランドキッチンがある、けっこうな豪邸を思い描いていた。大好きな家族と一緒に暮らすための家だ。30代で手に入れていたら、さぞ嬉しかっただろう。
住宅展示場に足を運んだりしたこともあった。
大手ハウスメーカーの営業マンに強引に話を進められそうになったが、手付金を払う直前に断った。どうやら夫が乗り気じゃなさそうだし、どう考えても金額が高すぎた。あの時、家を買わなくて本当に良かった。あんな高い家を買っていたら、ずっと生活が苦しかったに違いない。夫に大感謝。

そして、もうすぐ50歳になる現在、まだ家を買ったことがない。
買わなくて良かった。大手ハウスメーカーの新築一戸建てに手を出さなかったのはもちろん、中古戸建てやマンションなども、買わなくて良かったと、
しみじみと感じている。

家を買わなかったおかげで、お金がある。そして自由がある。

8年前から、母の家で同居させてもらっている。
母親との同居は、いろいろな葛藤もあり、精神的に辛いこともあったが、
経済的には大正解だった(注:母へ毎月家賃は払っている、格安だが)
今までも同居をやめようかと考えたことも何度もあるが、とにかく経済的メリットが大きいので、現在は母との同居することを選んでいる。だんだん「家がほしい」という気持ちが薄れてきた。

家を買ってしまうと簡単に引っ越せない。家を買っていなかったからこそ、「母と同居」してお金を貯めることが出来た。同居スタートと同時に、投資も始めた。マイホームの頭金にしようと貯めていたお金を「インデックス投資信託」に突っ込んだおかげで、この数年でかなり資産が増えた。
お金が増えたので、今からでも家を買うことは出来る(多少のローンを組む必要はあるが)。それでも家を買う気はサラサラない。

もう家はいらない。
我が家はすでにバラバラになりつつある。長女はとっくに家を出ている。
母とは、もう一緒に暮らしたくない(もうすぐ出ていくつもりだ)。息子もあと数年で大学生になったら出ていくだろう。そして夫とも、この先ずっと一緒に暮らすかどうか分からない。こんな状態で家を買っても仕方がない。
家よりも「お金」があることの方が重要だ。

今後、夫との「卒婚」あるいは「離婚」を考えている。
「卒婚」という言葉を最近覚えた。「離婚」よりもしっくりくるかも。
子供が巣立ったら、夫婦がそれぞれ自由に生きたいように生きる。
ずっと一緒に暮らしたければ夫婦でいれば良いが、お互い価値観が合わなくて無理して一緒にいるくらいなら、いっそ別々に暮らした方が良い。
これからは「卒婚」が当たり前になるかもしれない(もう当たり前?)

家を持っていない方が「卒婚」が実現しやすいと思う。
私たち夫婦は、卒婚や離婚の際に「家をどうするか」という面倒な話し合いや手続きも必要ない。
ああ、家を買わなくて良かった。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?