販管費率を上げて支出をコントロール

企業で重要なのは、売上とともに販管費率である。販管費率を落とすことで家賃代や給料がちゃんと支払うことができる。ここを着目している人は少ないだろうが、誰でもできないことをやることが必要なのである。

販管費とはなにか

販管費とはなにか。販管費とは、販売費及び一般管理費のことである。会社で使う、コピー用紙や光熱費、机など多くのものがある。その比率を下げることで企業の成績が上がる。言い換えると、企業の寿命が延びることである。だいたい20%前後と言われているが、ここをどれだけ下げて利益をねん出するのかが会計上の大きなところと言われる。
販管費を抑えるといったが、題名では、販管費率と書いている。販管費はどうしても年々上がってしまう。ベースアップや水道光熱費の上昇、土地の価格高騰、減価償却費など多くの科目があり、外部的要因が多い。それでは上がってしまう。販管費ではなく、販管費率を調整することがこのような外的要因を防ぐことにつながる。
例えば、100億円の販管費だとすると売上1000億円だと10%。
売上2000億円だと5%。このように売上をあげると自然と販管費率は下がっていく。このようなことから売上、トップを上げることで、販管費率を調整できるのである。以前話した通り、売上は全てを癒す。ここにもつながっているのである。

小売り業界ではコスト激化

一番厳しい市場はもちろん小売業である。それは仕入れてから売るまでの間に何個も壁があるからである。一つのものを作るとしても会社から会社まで直接送るのではなく、問屋に行き、倉庫に行き、物流センターに行き、そこで仕分けされて店舗に行く。このように何重にもコストアップすることが絡んでいる。しかも、そこに大きな問題である人件費がついてくる。今は売上を上げるには相当な努力をしなければならない。2桁増などほとんどの企業では難しい。当たり前ではないのである。物流センターでは機械化をし、コストダウン、人の手がかからないように工夫をし、値段を下げるにはどうすればいいかを真剣に考えなければならない。販管費率を下げるのもが真の王者なのである。