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リングをモデリングするとき曲線と一緒にサーフェス(立体部)もカーブさせる方法

リングをモデリングしているときに、トップの部分をカーブさせるコツの記録。なるべく一年前の初心者の自分にもわかるように記録しています。


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2Dの円の曲線と、厚みになる部分の曲線を1レールスイープ(Sweep1)コマンドでソリッド化(3D化)していくところからはじめます。


スクリーンショット 2020-04-01 7.41.25

1レールスイープコマンドを実行中にオプション画面が現れるので「ロードライク」にチェックを入れます。

余談→1レールスイープのオプションの「フリーフォーム」と「ロードライク」は、曲線レールに沿ったフレーム(断面曲線部分)がどのように作成されるのかを決定するものです。立体化したときにサーフェスの角度に違いが出るので、試しにどちらも実行してみて比較するといいかもしれません。


スクリーンショット 2020-04-01 7.24.15

リングトップの部分を曲げたいので、円の曲線を選んでリビルドコマンド実行。
リビルド(Rebuild)コマンドで制御点を増やして曲げる部分をコントロールしやすくします。このとき、ビューを「ゴースト」にしておくとサーフェスが透過するので点が掴みやすいです。シェーディングやレンダリングだと制御点が死角に隠れてしまい角度を変えなきゃいけないので面倒。


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増やした制御点から曲げたい部分の制御点を選んでカーブさせようとしましたが・・

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曲線だけが動いてサーフェスがついてこない・・

やりたいことは「サーフェスごと動かしたい」のでやり方を検索した結果、
ヒストリ機能を使えばいいと判明。
面倒ですがもう一回、立体化する前からやり直しました。


スクリーンショット 2020-04-01 7.26.24

1レールスイープ実行直前から「ヒストリ」の部分をONにしておきます。


スクリーンショット 2020-04-01 7.27.40

再び立体化→リビルド→制御点を掴む
で、曲線の制御点を動かすとサーフェスも一緒に動きました。


スクリーンショット 2020-04-01 7.46.39

ヒストリ機能OFFとONの状態でその後の動作が変わるという・・
便利だけど、先々まで読んでモデリングする必要がありそうです。

余談→ヒストリ機能はONになった後の記録をその後も引き継いで関連づけてくれる機能です。
例えば、ミラーコマンドを実行したときなど、片側にフィレット処理をするとミラーで複製した対称側も自動でフィレット処理が反映されるなど時短につながる便利な機能です。



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