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「社会人」をしながら「劇団運営」してみてるけど-1

こんにちは、前置きご覧になった方、失恋して劇団つくっちゃった系ボーイです。
※情けない前置きは下記を参照ください。

さて、前回は大した情報が得られなかったと思いますがここからは皆さんに反面教師にして欲しい失敗談を書いていきたいと思います。

失恋した勢いで劇団を旗揚げすると決めた私。そんな中で集まって頂けたメンバーの構成をご紹介すると

・共同主催 兼 役者 兼 経理 男性:声優養成所同期(フリーター・元社会人)
・役者 男性:声優養成所同期(当時声優事務所の準所属)
・役者 女性:声優養成所同期(フリーター)
・役者 男性:大学演劇部同期(フリーター)
・役者 男性:大学の同期紹介の役者(フリーター)
・役者 女性:大学演劇部後輩(大学生)
・主催 兼 演出 兼  脚本 兼 舞台監督 兼 音響 兼 制作:私(社会人)

劇団の一番最初のスタートは失恋の話を聞いてくれた声優養成所同期の役者(干支一回り離れたおじさん)と共同で主催することで始まったと思う。
おじさんは養成所の中でも人徳ある方だったので養成所側のメンバーは声をかけて、
私は大学の演劇部の同期に声掛けをした。
どちらも割と人徳はある方なのですぐに人が集まったのを覚えている。

いやマジで「当方、演出家、全パート募集」と良く聞くネット掲示板状態にはならずに済んだのは本当に良かったと思ってる。

そんなこんなで活動をスタートさせた訳だが、学生劇団しか経験していない自分にとっては正直分からないことだらけであったので準備の段階で四苦八苦。
学生と社会人で演劇することで何が違のかというと

■稽古場
学生:部室が稽古場 兼 劇場のため借りる必要なし、スケジュールも調整しなくていいお金も部費だけ

社会人:まず稽古場を確保するところからスタート、稽古場と役者両方のスケジュールの調整が必要、もちろん借りるのにもお金はかかる。。。都内なので金額も割高

■劇場
学生:部室でやるから場所代としての料金は発生しない、舞台制作も劇場で出来るから特段準備をしなくても作り込みができる。

社会人:借りなきゃできない、50席キャパぐらいの劇場でも1日5万とか普通にかかる。舞台制作は劇場をずっとなんて借りられないから、別の場所で劇場の下見をした内容で作るから寸法とか図り間違えてたら終わり。仕込みの日程とかも1日半ぐらいしかないので作り込みなんて難しい。(スケジュールの一例→月火:仕込み、水木:ゲネプロ、金土日;本番)

■既存台本の許諾
学生:基本的に無料公演のため、既存の台本を使う場合は最低料金を権利元に支払う金額は割と最低限で済む

社会人:チケット代が発生するため、台本の許諾申請が複雑になる(事前にキャパシティの報告・売り上げの中でロイヤリティの支払い報告・アーカイブ用の許諾)

■役者のスケジュール調整
学生:授業などはあるが基本的には部活に所属してるぐらいなので、稽古日とか活動時期が分かった上で入っているので問題はない。稽古は基本役者が全員揃った状態でできるわけだ。

社会人:生きていくためには働かなくては行けないわけですよ、フリーターだったら余計にそう。さらに社会人としてはここにクライアント付き合いもあるわけですよ。まあ稽古に全員揃わないなんてよくあることで、平日の稽古なんて深夜にやってたこともありました。
※深夜に関しては主に演出の私の都合に役者が合わせたらそうなったといった感じです。

ざっと思いついた限りで書くとこんな感じ。
ただこれは私の大学時代での経験との比較なので、他の方とは違う部分は多々あるとは思います。

そんなこんなで、大学の環境はすごく恵まれていたと過去のありがたみを噛み締めながら芝居を作っていた。

と、色々書いていたら、もう1,500字を超えてしまった。
少し中途半端ですが、ここで一旦締めたいとおもいます。

次回は稽古が始まってからのトラブルやメンバー構成における失敗談など話せたらと思います。

散文:夏目優

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