ありがとうとさようなら

うつむいたきみの指先に
涙がひとつ落ちてきた

ふたりはひとりひとりに
別れてしまう
受け入れることの結末に

ふたりでいることの不思議さと
はなればなれの必然に
戸惑う気持ちはかよわない

さようならだけではわからない
こころの揺れる不思議さに

ありがとう
そして
さようなら

繰り返す日々はさようなら
繰り返す日々にありがとう