【散文詩】黄色いリンパ腺

白い粒を爪で潰す
時代遅れの狂気の傷
相貌にヤサグレた双眸
抜け出す二次会

契約満了の午前零時
客体のような約束は
ショットが理由ではないけれど
紫のためいきと首筋から胸元の紅

黄色いお天道さまに細める
ファストフードの朝食が記憶をフックして
淡く銜える細い煙
好きとか嫌いとか

他人事の植物園
潮の香りと絡み合う
鎮まらないのはどちらから
天気予報でもきこえる痙攣