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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿184

第183回から続く



NY連銀のウィリアムズ総裁、パウエル議長の補佐官的な役割


ブルームバーグ記事の引用です。

・「パウエル議長、6月の利上げ休止を示唆―「データ見る余裕ある」

・「NY連銀総裁、コロナ禍は超低金利時代を終わらせていない―講演」

NY連銀のウィリアムズ総裁は、それはもう、パウエル議長の補佐官的な役割を果たしておられますから、ご発言は常によく聞いておきたいですね。

ブルームバーグ記事の引用です。

・「FRBからの銀行緊急借入残高が961億ドルに増加」

このFRBの2つの緊急貸出制度BTFP(バンク・ターム・ファンディング・プログラム~3月12日に新設されたFRBの新しい緊急貸出措置)と連銀窓口貸出制度(最長90日間)がいつ終了するのか?

この寄稿やツィートで繰り返し述べておりますが、2008年当時、この連銀窓口貸出制度が終了したのは2008年5月19日でした。ベアー・スターンズの事があった後、まず先に、S&P500は、約15%ラリーして、この措置の終了とともに、下落に転じて行ったという、当時、経緯があります。
15年前と今とは違いますが、今回は、債務上限問題の事がありますから。

春先からずっと述べておりますが、FRBのこの2つの金融貸出制度が終了を見ること、その時。そして、債務上限問題が解決した上で、TGA(米財務省一般勘定会計口座)からのドローダウン(お金の引き出し)の必要がなくなるその時。そして、この口座の再構築が始まるその時、その期間。

まずは、これらの春先から述べていることが、現実に起こらないと。
たとえば、いくら、私は、売り方だあ、売り目線だあ、と言って、アメリカ株(インデックス)を売ったところで、やられたり、イライラしたり、することになるだけだろうなあと、4月以降過去この約7週間、思ってきました。うかつで軽率な売りはできない。かと言って、S&P500が5000をつけに行くことが見込まれるような強気のマーケットとは、自分としては考えづらいし、4200を挟んで、前後プライスマイナス100ポイント幅であれば、僕の場合は、与えられている環境から、それはフロス(泡、あぶく)とみなすと思ってきましたので。

金融緩和ステロイド体質


いろいろなファンダメンタルズ分析はありますし、それらは重要でもありますが、インフレ対策が始まって以来、特に、株にとって大事な素地、素材、そのおおもとは、流動性であり、ようは、行きつくところ、背景をQE(量的緩和)と考えることができることなのか、それともQT(量的引き締め)と考えるべきことなのか、だと僕は思っています。この寄稿の最初から、特に、「金融緩和ステロイド体質」という言葉も使用して参りましたアウトライヤーです(笑)。

昨日の寄稿で述べた、直近前回TGAを再構築しなければならなかったその期間、金利の引き上げとともに、株はどのようなパフォーマンスだったのか。今回も、今後また先で、その時(TGAの再構築時)が、売り目線、売り方にとっては、重要であると思います。


毎日病院にいる生活


余談ではございますが、4月末夜遅くに、実父の主治医のかたから直接連絡をもらって以来、すぐに病院に駆けつけ、主治医の方および主治医補佐の医師の方、看護師長の方、看護師長補佐の方と、緊急に、実父の病の状況について、詳しくミーティングを持たせて頂きました。以降、5月は、これまで、毎日病院にいる生活をしています。

5月最初の2週間は、全く寄稿もできなくなりました。大変申し訳ござません。お詫び申し上げます。寄稿ができなくなった理由は、実父の病状が、ここから先は、極めて予測がつきにくいという、その状況にございます。
この先、また、寄稿できなくなる時が来るであろうことも考えられますがゆえ、あらかじめ、重ねまして、お詫び申し上げます。

実父と私は別々の場所で、別々に生活して参りました。
実父宅の2階のいくつかある書棚にずら~っと本が並んでおり、中に、様々な人生本が並んでいるコーナーがあることを今回発見しました(笑)。
実父は、自分の思うように、自分の一番いいように、100歳まで、やりたいようにやる、という事を心掛けてきたんだろうなあ、という事だけは、今回、久しぶりに実父宅を訪れて、痛切に感じました。私、妻、私どもの子供と、それぞれに実父が、直接話していても、自分は、常々、「誰の指図も受けない、ストレスもためない、わずらわしいことは一切なし、100までは行く、100までは行く」と、常々申しておりました。(個人的なことで恐縮です)

No Bullshit!(くだらない話は一切なし)


この寄稿でもよく述べてきましたが、ウォール街で仕事させて頂いたがゆえに、30年の時を超えて自分に身についた、No Bullshit!(くだらない話は一切なし)という私のモットー。

実父と私。私と私共の子供(愚息)、3人とも、住まいも、取り組んだ、取り組んでいる仕事は全く異なりますが、それぞれの異なる考え方や環境の中で、
共通しているのは、このNo Bullshit!(くだらない話は一切なし)だと、今回、改めて思いました(笑)。

ウォール街の幹部達と食事したり、コミュニケーションとったりという生活を長い事してきた中で、教育水準、知的水準、経済的ステータスについての自慢や自己宣伝に出くわしたことは、ほとんど全くありません。あろうはずもありません。

健康であることこそが、富裕のあかしだよ


顔を合わせれば、「Health is wealth. 健康こそが、富なのだ」「健康であることこそが、富裕のあかしだよ」、よく寝て、睡眠をとることが大事だな、などと、よく笑いながら、話してきました。健康であれば。健康であればこそ、それが一番ですね。

今日も、健康でいられることに感謝しながら、この寄稿をさせて頂いております。




第185回へ続く




最後に …
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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。

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