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「できますか?」って聞くのは無駄に等しい。

建築会社には必ず得意分野と比較的そうでない分野が必ずあります。

例えば、超高気密高断熱の暖かい暮らしが作れるけど、比較的コストが高かったり、

逆に、安く作るのが得意だけど、性能が低かったり、

デザイン、設備、広さ、棟数、商圏、それぞれのパラメーターがあり、家を建てるご家族はそのパラメーターと自身の要望ができるだけマッチした建築会社を選択する必要があります。

では、建築会社を選定するときに、どんな質問をして得意分野を聞き出していけばいいでしょうか。


※ここから先は、ご自身たちの要望の優先順位がある程度決まっている方向けの内容です。

フワッとした状態で参考にすると、逆に訳が分からなくなるので、要注意です。


多くの方が、建築会社に質問をするときに、「~はできますか?」という聞き方をします。

この質問、相手のスタイルがわかったあとの深堀として使うには、もちろん一般的なのですが、

初回見学など、建築会社を見定める時には、無駄に等しい質問です。

というのも、多くの建築会社の営業さんは、「できないと言うな!」という教育をされているケースが非常に多いのです。

そのため、お客様から「できますか?」と言われたら、「できますよ!」と帰ってくるのが普通です。

HEAT20クラスの断熱の住宅を建てた事がない建築会社でも、「できますか?」と聞かれれば、「できますよ!」と言うし、

「C値0.5切れますか?」と聞かれて、やったことが無くても「できますよ!」と営業さんは答えます。

もちろん、すべてではありません。誠実な会社もあるでしょう。

しかし、まだまだ、こだわりの少ない住宅建築会社が多いのも事実。

「なんでもできます!」と胸を張っていってしまう建築会社はまだまだ多いのです。

以前にもブログで書いたように、(※ブログ:「できない」ことがあります。)

「何でもできます」、「何でも得意です」というのは、

「こだわりがありません」、「専門分野がありません」と言っているのと同義です。


それであれば、逆にこう聞いてみてください。


「できない事はありますか?」


必ず、建築会社のこだわりが返ってきます。

できない事って、こだわりの裏返しなんです。

なんでも屋さんは、「ありません!」と答えるかもしれませんね。

ご自身の要望の方向性が見定まっている方は、これを聞くと、その建築会社の方向性や自身の考えとマッチしているか、ピンとくるかもしれません。

そうして、自分たちに合いそうだと感じたら、「できること」をより深堀りしていけばいいのです。


間違いのない家づくりは、なんでも屋ではなく、こだわりのあるパートナー探しから始まります

建築会社を深く知るための、質問方法、使ってみてください。



hiroyuki


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