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面白い毎日。

今日は東京からの帰り道の新幹線での話をさせて頂きます。
僕は一人で新幹線の自由席に乗って、岐路の途中でした。
僕は急に催し、トイレに行きたくなりました。
一人だった僕は、帰りに買ったお土産の袋を両手に持ち、リュックサックを背中に背負い、
トイレに行きました。
そのトイレは便座タイプではなく、しゃがんで大便をする便座でした。
僕はリュックを棚に引っ掛けてぶら下げて、
お土産袋を床の上に置きました。
僕は一息吐き、用を済ますと、お土産袋を持って、僕の席に戻りました。
僕はウォークマンを耳に、席でゆったりしようとしました。
臭い・・・。
僕は匂いの元を探しました。
お土産袋の底に便の大が付いているじゃないか!。
「何かうんちくせーよな」
後部座席の方の男性二人組が匂いを嗅ぎつけたのです。
アツシ、ピーンチ!

『面白い毎日』


僕は病院のベッドで目を覚ました。
どれくらい眠っていただろう。
病室には窓が無く、僕は今が朝なのか夜なのかも分からず、ベッドの上でボンヤリしていた。
病室の時計は4時を指していた。
時計が指し示す時間も僕には、朝か夜か分からなかった。
だけども、眠りから覚めた時、体のそして心の底から、幸福感で満たされていた。
こんなにも幸せな気分で目を覚ませたのは、
どれくらいぶりだろう。
僕はそう思いながらも、もう一度目を瞑った。
睡眠を摂る、只それだけの当たり前の事が、
当たり前に感じられなかった自分に、僕は二度寝するというプレゼントを自分に贈った。
どれだけでも眠る事が出来た。
それだけで、幸福感にまみれた。
僕は夢の中で不自由だった自分を助けてくれる友人の夢を見ていた。
友人は優しかった。
友人はどんな僕の雑念さえも、包み込んでくれた。
ただ、この淡々とした時間を僕はボンヤリと過ごしていた。
幸福感を満たしてくれる眠りだった。
ありがとう、父さん、母さん。

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