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関係性が好転する魔法のコトバ

なぜかかみ合わない!しっくりこないこない人って誰でもいますよね。

思い切って合わない人とは距離を取るという方法もありますが、お互いのポジション上そうはいかないケースも。

そんなときに使って欲しい、世界で一番シンプルな関係性が好転する魔法のコトバとは?


関係性に距離ができる理由とは?

わかり合いたい。
もっと言うと、分かち合いたい。
そんな思いで私たちは今日もコミュニケーションをとり続けています。

ですが、最低限情報が伝わっていたとしても、こんな気持ちが湧いてきたことはありませんか。

・意志が伝わっていない気がする。
・心が繋がっていない。
・聴いてもらえる気がしない。
・これ以上伝えることは辞めよう…

とはいえ「関わることを辞めよう」と簡単に距離を取ることが難しい場合もあります。

そもそも、望んでいないにもかかわらず、関係性はいとも簡単に距離が出てしまいがちなのはなぜなのでしょうか。

それは多くの人が、無意識的に距離を広げてしまう関わり癖が原因だと考えています。
その関わり癖とは、コミュニケーションの中に大切な1工程が抜けていることです。

普段の会話を思い起こしてみてください。
何が足りないのでしょうか?

会話に余白ができる魔法のコトバ

あなたはミーティングの時、どのくらい発言者の話を聴いているでしょうか。

次に回ってくる自分の発言の準備をすることに意識が向いて話半分の状態になっていませんか。
このとき間違いなくあなたの発言は相手の意見を受け止めた上での発言になっていません。

つまり、お互い話をろくに聴かないまま言いたいことをぶつけ合っている可能性もあると言うことです。

話をする時も、聴くときも意識を向けているのは自分のアタマの中で、相手の発信をそのままの鮮度でうけとることに意識を向けていません。

そうなると、相手も次第に話を切り出すことを辞めてしまうでしょう。
その場は話しづらく居心地の悪い空間だからです。

ここまでで気づいた方もいるかもしれません。
コミュニケーションの場で足りていないのは

相手の話の時間は自分の思考を一旦止め、全力で、鮮度そのままで受け止める努力をすること。
そして、それを自身の発話の前に伝え返すことです。

例えば、部下が今までのプロジェクトに疑問を感じていると話してきた際の応答。

応答A:「漠然とでは困るんだけど。もっと明確に話してくれる?」

と、伝えるのか(ちょっと極端な表現ですが)

応答B:「そうだったのね。漠然と今のプロジェクトに違和感を感じているのね。もう少し詳しく教えて」

と、伝えるのかの違いです。

前者は、上司が感じたことや伝えたいことだけを伝えているのに対し、後者は部下の発言をOKでもNGでもない、ニュートラルな視点で一旦受け止め、さらに受け止めていることを言葉で伝え返した上で、さらに話を促しています。

この後の展開で上司が得られる情報の量や質の違いは明らかです。
YES(受け止める),AND(自分の語り)の順番で語ることで、窮屈だった会話にふわっと余白が生まれ、リラックスした中でお互いの語りが活発化します。

YESの行程を入れるだけで会話の質がグッと上がるのです。

魔法のコトバのもう一つの効能とは

魔法のコトバ~YESの行程~を入れると、会話に余白が出るだけではありません。

余白によって活発化した会話の積み重ねにより、すこしずつ相手を知る機会が生まれ、心の距離が縮まっていきます。

実際、家族との会話で試してみたところ、今まで話してくれなかったことを話してくれたり、家族が「お母さん、なんか変わったね」とリアクションしてくれたりと、変化にびっくりしたとのシェアをいただいたことがあります。

さあ、次はあなたの番です。
あなたは魔法のコトバを誰に使いたいですか?

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