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誰も教えてくれない!正しいプレゼントの選び方【家族・恋人・友人完全対応】

ハイライト
・よくある間違ったプレゼントの選び方
・プレゼントの値段は高い方が良いわけではない。
・同額のギフトカードでも、より喜ばれる方法がある。
・プレゼントはサプライズにしない方が良い理由。

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誰も教えてくれないプレゼントの選び方。

プレゼントはとても身近なイベントです。アメリカのリサーチによると、12月プレゼント売上額は、たった1か月で3兆円を超えます。普通はクリスマス以外にも誕生日や記念日、卒業式など様々なイベントがありますから、私たちはたくさんのプレゼントを選ばなくてはいけません。

プレゼントは、愛情を伝えたり、いつもお世話になっているヒトへの感謝を伝えることで私たちの信頼関係を築くための、ごく一般的な習慣です。


プレゼントをあげる目的は大きく2つ。

1. プレゼントをもらった人に満足してもらうこと
2. 自分とその人の関係がより親密になること

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せっかく苦労して選んだプレゼントですから、あげた人には満足して、長く良い人間関係を築いていきたいですよね!

しかし、”どんなプレゼントを選ぶべきか?”

という単純な問題について、誰にでも当てはまる最良の答えはありません。その人の好みや趣味などが強く反映されるため当然です。

一方、プレゼント選びを間違っているヒトは多いことが明らかになっています。それについては後述しますが、せっかく長い時間と、安くないコストをかけてプレゼントを選ぶワケですから、喜んでもらえるプレゼントを用意しましょうよ!


今回は、プレゼントに関する心理学研究から明らかになった、

『受け手に喜んでもらう正しいプレゼントの選び方』をご紹介していきます!

誕生日や記念日、クリスマスなど、いろんな状況で使えるテクニックですので、覚えておいて損はありませんよ~!!



プレゼントの値段は高いほうが喜ばれる?

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プレゼントをあげる気持ちで考えると、プレゼントの値段が高い方が喜んでもらえそうですよね。思いやりの気持ちが強いからこそ、高いコストを払えるんだ!と考えがちです。

一方で、プレゼントの最大の目的は、”相手に喜んでもらうこと”ですから、値段が低かったとしても、より喜んでもらえるなら、安いもののほうが優れていると考える事ができます。

プレゼントの値段と、貰い手の満足度を調べるために2009年に行われた研究では、興味深いことが明らかになっています。

研究1 : 結婚指輪
・贈る側(男性)は値段が高ければ高いほど、
 感謝の気持ちが大きくなると考えていた


もらう側(女性)は値段が高かったとしても、
 感謝の気持ちが高まることはなかった

結婚指輪の値段と、もらう側の満足度はあまり関係ないことが明らかになったのです。値段は、プレゼントを贈る側の自己満足でしかなかったのです。

しかし、結婚指輪というプレゼントは人生でも珍しいイベントであり、男性と女性でプレゼントに対する考え方が違う可能性もあるので、さらなる研究が行われました。

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研究2:誕生日プレゼント
・贈る側は値段が高ければ高いほど、
 感謝の気持ちが強くなると考えていた


・もらう側の値段と感謝の強さに強い関係性は見られなかった

したがって、誕生日プレゼントくらい一般的なイベントについても、

”プレゼントの値段”はもらう側を喜ばせるための大きなポイントにはならないということが言えます。

さらに、全体的にプレゼントを贈る側は値段を気にしすぎている傾向があることが示されています。


”高ければ満足するだろう” → その気持ちは、渡す側の勝手な思い込みにすぎません。それは、”自分がこれだけやった”という言い訳を作ることにすぎません。プレゼント選びを値段で行うのはもったいないということを知っておきましょう。



高級百貨店のギフトカードとカジュアル店のギフトカード。同額ならどっちがうれしい?

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価格つながりで面白い研究がもう一つあるのでご紹介します。

その研究は、”まったく同じ値段のギフトカード”を比較したときに、高級百貨店でつかえるギフトカードと、カジュアルなお店で使えるギフトカードのどっちがうれしいか?というものです。

プレゼントとしてギフトカードを贈るのはとても一般的です。2018年の市場調査によると、8,628億円もの大金がギフトカードにつぎ込まれています。

ギフトカードを送る側は、高級百貨店など”有名ブランド”の商品と引き換えられるギフトカードを選ぶことで、より喜んでもらえると考えるヒトが多いと言われています。

2018年に行われた研究によると
・プレゼントを贈る側は、高級百貨店のカードを選びやすい
・プレゼントをもらう側は、カジュアル店のカードの方がよりうれしい

この原因については、より詳細な研究が出るまではハッキリしないのですが、1つ考えられる要因があります。

それは、高級百貨店など”高級ブランド”の商品は、商品に強いこだわりを持っていることが多いのです。ブランドのこだわりと、貰う側の好みが一致しない場合、”うれしいプレゼント”にはならないのです。

逆に、同額のギフトカードを比べると、カジュアル店のギフトカードで交換できる商品の方がバリエーションも豊かで、もらう側の好みの商品とマッチしやすいため、”うれしいプレゼント”になる可能性が高いと考えられます。

身も蓋もないですが、結局Amazonギフト券が一番良いということかもしれません(笑)


プレゼントはサプライズにした方が良い?

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プレゼントをサプライズにするかどうかは、かなり頭を悩ませるところですよね。事前にプレゼントの中身を聞くのは、その人の趣味や個性を知らないかのように思われるのが怖いもの。プレゼントの中身は一人で頭を悩ませることになる場合が多いですよね。

しかし、心理学的な結論は、

”プレゼントの中身はサプライズにしない方が喜ばれる”

のです。

その根拠は、2010年に行われた研究です。

プレゼントを渡すときに、欲しいものリストを貰い手から受け取っておくと、その中から選んだプレゼントは、リスト以外から考えたプレゼントよりも好まれる傾向が明らかになったのです。

要約すると、

プレゼントは、貰い手側のニーズを無視した独りよがりな選び方をしているヒトが多く、そのようなプレゼントの選び方は、プレゼントの満足度を下げてしまう!

ということです。

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やはり、プレゼントの貰い手側が何を望んでいるのかを事前にリサーチするのが非常に重要なのです。リサーチなしにサプライズをしても、”これじゃないんだよね~・・・!”という感覚を高めてしまうだけですから、そんな選び方をしないように気を付けましょう!

あくまで”選び方”についての話なので、渡すときにサプライズをすることは問題ありません。自分勝手に中身を選ぶのだけはやめましょうというハナシです。

これらの研究結果から考えると、

・事前に好きなものや欲しいものはリサーチしておく
・貰い手がほしいものを用意する
・渡すタイミングはサプライズにしてもOK

ということが結論づけられます。

プレゼントを渡すときは、”これならゼッタイ喜んでくれるはず!”という幻想にとらわれず、きっちりとしたリサーチをしましょう。

それとない会話でリサーチができるとベストですね♪

しっかり覚えておきましょう!

自分一人で悩む時間よりも、大切なヒトと関わろうとする”その時間”が大切ですよ。

*欲しいものリストをシェアすると、プレゼント交換の機会が増えるともいわれているので、積極的に交換して良い関係を続けるためにも、リストのシェアはオススメです!


■ オススメ記事


----- おしまい -----

このnoteは、世界中の論文を読み漁ることが趣味の私が、普段の生活や健康、美容などについて、根拠に基づいた意思決定をするための知識を提供していくnoteです。

それ、もう根拠あるよ?

ということで無駄に悩む必要はありません。

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■引用

Flynn, Francis J., and Gabrielle S. Adams. "Money can’t buy love: Asymmetric beliefs about gift price and feelings of appreciation." Journal of Experimental Social Psychology 45.2 (2009): 404-409.

Gino, Francesca, and Francis J. Flynn. "Give them what they want: The benefits of explicitness in gift exchange." Journal of Experimental Social Psychology 47.5 (2011): 915-922.

Gunasti, Kunter, and Ernest Baskin. "Is a $200 Nordstrom gift card worth more or less than a $200 GAP gift card? The asymmetric valuations of luxury gift cards." Journal of Retailing 94.4 (2018): 380-392.

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