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創作の第一歩:まずは書いてみよう!

割引あり

創作を始める最初の一歩は、「書いてみよう」という勇気を持つことから始まります。多くの人が「自分には無理だ」「小説を書くなんて」とためらいますが、いいんです、書いちゃって。

まず、あなたが小説を書き始めようと思ったきっかけは何ですか? 正直に自分に問いかけてみてください。

「あの小説が面白かったから」

なるほど、いい動機ですね。

「ある映画を観て興奮したから」

おお、これもまたいい動機ですね。別に媒体は小説でなくてもいいです。漫画やアニメ、映画に触れて、その世界を文章に落とし込みたい、と考えるのも、立派な動機の一つです。

「お金を稼げると思ったから」

いいじゃないですか! 本当にごく一握りとは言え、稼げる人はしっかり稼いでいます。大金は得られなくても、ある程度のスキルを身につけたら、お小遣い稼ぎくらいはできます。こういう動機も好きですよ。

「よくわからないけど、書きたくなったから」

大丈夫です。どんな形であれ、「小説を書きたい」という気持ちを持ったことが大事なのです。

さて、「小説を書きたい」というスタート地点に立ったところで、まず何から始めるべきか、です。ここで、ヒット作の分析本とかに手を出すのは、私的には0点。そこから入るのは早いです。

とにかく、最初は何でもいいから書いてみることをオススメします。

しかし、素人の状態で、プロットを作ったり、キャラクター設定を作ったり、なんていうのは厳しいことでしょう。

そこで、誰でも出来るやり方を、三点紹介します。

1. 既存の作品の模倣をする

創作の第一歩として、既存の作品を模倣してみるのは非常に有効な方法です。好きな作家や作品のスタイルを真似ることで、文章構造、キャラクター造形、プロット構築の技術を自然と学べます。

これは、「あの小説(漫画、アニメ、映画)が面白かったから」という動機の場合に、特に有効なやり方となってきます。

極端な話、既存作品をそのままコピーするだけでも構いません。もちろん、それは世に出すことが出来ないものとなりますが、しかし、あなたにとって大きな経験となることでしょう。

既存の小説をそのまま書き写す行為を、よく小説家の間では「写経」という言い方をしています。「写経」はプロになった後でも有効な練習方法の一つです。

そのままでないにしても、記憶を頼りに模倣して作成する方法も、やる価値のあることです。そうして出来上がった作品を、あらためて既存作品と比べてみることで、自分に足りないものや、逆に自分ならではの得意とする表現などが見えてくることでしょう。

「勝手に他人の作品をパクったりして怒られないかな」とは思わず、まずはトライしてみましょう。世に出さなければ、パクリにはなりません。そっと自分の机(パソコン)の中に書いたものをしまっておけばいいだけの話です。

どんな形であれ、書くということが大事、というのを忘れないで下さい。

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