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プロットの重要性とパンツァーとしての執筆

割引あり

小説を書くプロセスにおいて、プロットの作成は基本的かつ重要なステップです。プロの小説家を目指す場合、特に商業出版を視野に入れているなら、物語の骨組みをしっかりと立てることが不可欠です。

しかし、直感に従って書くパンツァータイプの作家にとっては、ライブ感覚でストーリーを紡ぎ出す方法が自然かもしれません。

この記事では、プロットの作成がなぜ重要なのか、そしてパンツァータイプの作家がどのように力を発揮できるのかについて探ります。

プロットの作り方(参考例付き)

プロットは、物語の構造を明確にし、ストーリーに一貫性と方向性をもたらします。特に、商業出版を目指す作家にとっては、編集者や出版社に対して、自分の物語を効果的に説明するための重要なツールです。プロットの存在は、書き手が物語全体を把握し、一貫したテーマとストーリーラインを保つのに役立ちます。

「そうは言っても、プロットって作るのが難しいんだよね。どれくらい書けばいいのかわからないし」

という人も中にはいるでしょう。

そもそもプロットについては明確に何文字書けばいいとか、ルールが定まっていないので、ざっくりと起承転結だけ書く人もいれば、細かな情報も含めて何万字も書く人もいます。そのどれも、その人のスタイルに合っているのであれば、それが正解です。

ただ、将来的に出版社とやり取りする可能性がある、あるいはもうすでに出版社とやり取りしている場合は、書き殴りのようなものではダメですし、かと言ってそれ自体が長編小説のような何万字ものプロットを出したりしても、編集さんからしたら迷惑極まりないものです。

ここは、ズバリ、「1000字以内」に収めるようにしてみましょう。

「え⁉ 1000字⁉ 少ないよ! まとめきれないよ!」

という人は、そもそもプロットがなんであるかを理解できていない人です。

プロットとは、いわば作品の骨組みです。特に重要なのが、作品がどのように流れて、どのように進行していくか、その道しるべとなるものになっているか、です。誰のために作るかと言えば、他ならぬあなたのためです。

また、出版社の編集に出したりするものである場合、作品全体を俯瞰的に見られるものとしての機能も求められます。そのことを考えると、1000字くらいでまとめるのが、サッと読めるので、ちょうどいいのです。

論より証拠で、試しに1000字のプロット例を以下に記載します。これらは、私が考えている作品(未発表)のもののプロットですので、取扱注意でお願いします。

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