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武道から学ぶ、執筆活動のステップ:一段ずつステップアップすることが大事

割引あり

実は私、結婚するまでは某武道(某林寺拳法)をやっておりまして、恥ずかしながら一応道場の運営にも携わっていた身であります。なので、武道方面の話も多少はできます。

今回は、その中でも特に、執筆に役立つであろう内容を、一気に三つ紹介させていただきます。

プロでもアマチュアでも活用できる、有効な考え方ですので、ぜひ頭に叩き込むなり、書き写すなりして、実践していただければと思います!

1.修行の順序について

さて、某林寺拳法では、修行というものを、以下の八段階に分けて順序立てております。この順番通りにやれば、より効果的に修行が出来る、というものです。内容的には拳法の修行に限らず、色々な活動に使えるものだと思いますので、執筆活動に役立つものとして紹介させていただきます。

①目的……まず「何のために修行をするのか」という目的を明確にします。
②順序……何事も学ぶには順序があります。地道な努力を繰り返すことが大事です。
③基本……基本とは先人の経験を集約し到達したもの。それに熟達すれば上達は早まります。
④原理……自分が学ぶものの原理を知ることで、さらに一段と上達は早くなります。
⑤反復……特に失敗したことより上手くいったことを大切にし、数をかけることが大事です。
⑥不偏……得意なことばかりに集中しないことも大事です。また、技術だけでなく、精神面の修養に努めることも欠かせません。
⑦養行……体力に応じて、無理なく楽しくやることです。苦行になってはいけません。
⑧継続……多少の困難や苦しいことがあっても、くじけないようにすることが大切です。

いかがでしょうか? 拳法の修行と言っても、何ら特別なものはなく、万事に通じる普遍的なことを我々は実践しております。
この八段階の考え方は、色々な分野でも活用することが出来ます。

例えば、小説を書くことに当てはめて考えてみてください。どれだけ頑張って書いていたとしても、⑦養行ではなく苦行になっていて、⑧継続が達成出来なければ、結局は筆を折ることになってしまいますね。一方で、楽しんで書いていたとしても、①目的において、何のために自分はこの小説を書くのだろう、という目的意識を見失ってしまっていては、ただ漫然と文字を連ねるだけに終わってしまう恐れもあります。

小説執筆で落とし込んでみると、次のような形になります。

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