二進数Need is Love

あたりつきアイスのあたりの棒を噛みちぎって半分にして捨てたとき、時間は線でなく点なのだと理解したような気がしました、君もひとをころすゲームばかりしているあいだ、こんな気分ですか。
台本を決めます、それ、楽しい?って聞くから、ちっとも。って答えてください。数秒だけ神様を欺いて、彼の目の届かないところで、世界のうらっかわみたいなところで、ふたりっきりになりませんか。
 
 
恋愛ゲームでよんばんめくらいに出会う女の子になって、中古屋のすみっこに売られていたい、君が好きになるのは大抵そんな女の子だって、わたしを好きになるくらいだから分かっている、少女が変身して戦うアニメで、わたしもよんばんめくらいに出てくるキャラクターがいっとう好きだった。
そんなところばかりきっと似ているね、ほんとうは、タイトル画面の主人公になりたかったこと、わたしが、言わずにいれば。
 
 
世界のうらっかわにはきっと二進数しかなくて、わたしたちもゼロとイチのどっちかだけど、せめてそれくらいはだれとも奪い合わずにいたい。
(本当にどっちだってどうだっていいんだろうから)ゆずってくれる君に、あなたはゼロが似合うよって渡してあげよう、そんでわたしは、イチを手に取ろう、おだやかな顔で、どっちでもよかったって顔で。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。