アリス・イン・ロッテンカカオ


堕落と一緒に階段を転がり落ちている、いちばん下で頭を打って、そうしたら行ける異世界の国、では、みんながやさしくて、でもそれってたぶん、みんなが少しずつ
くるっていて、わたしに興味がないってことで、きっと泣きながら帰りたいって言うんです。
帰りたいって言った君が戻ってきたあとの世界だと思ったらなんでもできそうじゃない?って、クソみたいなこと言うひとが嫌い、でもすきだったひとに言われたら、泣いちゃうかもしれない。


友好のしるしにキャンディ包みのチョコレートを渡し合うルールのある異国のひとびと、チョコレート代を毎月補償する偉い人、国に補償されたかわいいチョコレートを笑顔でもらうわたし、の夢を気絶しているあいだに見る、起きたらきっと吐き気がするね、たぶん、チョコレート食べれば治るよ。


湿度の低い国だったね、感受性が乾いていく、血糖値が上がれば眠たくなって、今日も階段の下に倒れている、堕落はだきしめるとほんのりあたたかくて気持ちいい、チョコレートは溶ける、わたしは溶けない、溶けてしまえない。

(から、はやく抱き抱えてベッドに連れていってね)
















生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。