世界で0526番目に嫌いな歌


からだがぜんぜん動かなくって、眠ってばかりいたらもう日が沈んでる、子宮に身体も頭も振り回される、けど、ぜんぶそのせいにしたらわたしは自分でなんにも選べない馬鹿みたいで腹立たしい、
賢い頭とかわいいこころでちゃんと幸福を選びなよ、
幸福、幸福の、ほんとうのかたちがわからない、
傷つかないことを幸福って呼ぶの、正気じゃない、

その他のすべてを妥協しても愛を妥協したらわたしにつり合うだけのとびきりの幸せは得られない気がするんだけど、大人は愛だけで人といっしょにいちゃ駄目なんだって、
どうせなにひとつ妥協できないし、だったらひとりでどっかで野垂れ死ぬくらいでいたい、
野垂れ死ぬたよって、言われたんだっけ、失礼だな、失礼なのに、嫌いになれないな。


大嫌いだった歌の歌詞に泣きそうになるくだらない夜、
睡眠導入用の詩、
夢の中で詩人になってたから寝起きから最低、
とびきりの詩人ととびきりの恋人にならなきゃ、わたしはわたしとして生まれてきた意味がないからまた荒野、
わたしのこと、とびきりピュアでとびきり優しくてとびきり賢いって、どうしてか思ってくれる友人たちへ、
わたしはわたしを辞められないだけだから、ずっとそうだから、その代わり現実とか社会みたいなものには、馴染めないけど(馴染みたくたいけど)ときどきこっちへやってきて仲良くしてくれよ、


きみがいつまでもきみだから、
書きたい詩があるんだけど、
きみが架空のきみにはやくなってくれないと、
書けない詩があるかもしれないの、
うまく行かないな。










生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。