絨毯の上のストラテジー

 
いきぬかなければならないひとはしななければならないひとでもあって、からだは一日に数回、たわんでいる、ここは地球です、と、定めたのが神様やその使いであったとしても、わたしたちはそれを疑わなければいけない、できれば、朝、目を覚ますたびに、そうして、新しい名前をひとつ、考えたりして。
 
 
砂糖は何杯、入れますか、ミルクは入れますか、あなたのコーヒーの飲み方を知っていれば、ねむるときにいつでもお腹のうえを通る百鬼夜行の、数体、数グラムくらいは、祓ってしまえると思うのです、
彼らがみなどれほど友好的であっても、わたしは、冷酷に、平等に、健やかに、憎めると思うのです。
 
 
例えばあなたがそのひと、だとしたら、きっと彼らの世界を表面にして、わたしたちをぎゅうっと、名前もろくに与えずに、絨毯の裏っかわみたいなところに、押しこめてしまうのでしょう、きっとそうして目を背けたりしなければ、救いと称して、まるごと、こわしてしまったりするでしょう、わたしは、あなたの、そういうかたちの、背中がすきです。
 
 
 
 
 
 

生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。