ろくでもない日に花束をくれ

 
雷の音がする、小さい頃よりは幾分もましなのだけどいつになっても雷は苦手だなぁ、考えちゃうことがあるとかすきなひとからの連絡がないとか、体重が落ちないとか、届いたアクセサリーが壊れてたとか、
なにもかも大したことじゃないんだよきっと、こんなんでぼんやり沈むのやめたいなと思うのにな、
あぁなんだか上手に言葉も綴れやしない気がするの、いままで一度も、“上手に”なんてなにもできたことないのかもしんないけど。
 
 
もっと体験を、経験を、匂いを、感触を、ともなった文章を書くべきなのかもしれない、書きたかった、けれど、自分のなかのいろんなものが邪魔をする、
自分の根幹のなにかのことは、まだ書くそのときではない、ありふれた恋以下の恋には、終わりが来なきゃ向き合えもしないし、しあわせになれたら書くこともないでしょう、書かなくていいような恋として終えたかった、なんだって詩情を伴うには必要なものがある気がする、ごめんなさい、全部言い訳です、なんでなんにも考えずに好きって言えないかな、なにに対してもだよ。
 
 
なんでこんなにいつでもさみしいのって、誰か教えてほしかった、きっとおんなじようにさみしいひと、たくさんいるはずなのに、あのひとは、あの子は、ひとつもそんなことなさそうに見える、
そういうとこが駄目なんじゃねって、言われたい、そうしたら泣けるかもしんない、知ってた、さみしくなさそうに見えるって、わたしがいなくても、って意味だよ。










生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。