0521月の病も恋
五月病、もしなっても響きがダサいから言いたくないな。もっと美しい名前にしてほしい、と思ったけれど、哀しみや苦しみをすぐに美しいものに仕立て上げるのそろそろやめたいね。
とりあえず行こうと思った皮膚科は休みだったから、これは行かなくても治るってことだと思うことにした。
あたしに都合よく使われる神様はあたしのことが嫌いだろうか、それとも振り回されたって余計に好きになるような馬鹿なあたしみたいなタイプだろうか。
そうであってほしい、と思った直後に自分というものは大抵振り回す方でなくて振り回される方だったことを思い出して、どうせ女の魂ならファム・ファタールくずれみたいな女になりたかったなと思う、もしくは、完璧で究極のアイドル。ね。
春の匂いは無くなってしまったけど夏の匂いもまだしなくって、もう5月も終わる頃だったことを思い出す。どの季節もわたしを抱きしめてくれない間(別に真夏にだって蹴り飛ばされているだけで抱きしめてもらってなんかないのだけど)は大体調子が悪くて、たぶん、みんなそうだと思うのだけれど、どうですか。できる限り、あなたが健やかならばいいなと思います。
生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。