0826、溶ける前に食べちゃいなよチョコレート

 
書けるだけの激情と書けもしない憂鬱、欲しい肩書とされたくないカテゴライズ、腐敗と醗酵の違いがわかるようになるまでの未来、未来は大事ですが目の前のものしか抱き締められなくて、抱き締めることくらいしかできなくて、平穏、不幸と幸福のバランスをとらなきゃ回らない針のこと、ほんとうに信じてたあの子と似ても似つかないわたしの半生、反省の、仕方もわからないまま死にたいってわがまま、
信じる占いと信じない占い、世界ごと都合よくあってほしい、それがだめなら、わたしに都合のいいわたしでいたい。
  

 
こんなもの日記じゃないって誰も言ってくれない、
あなたの持ってる天秤とわたしの持ってる天秤のデザインが違うから泣きそうになる、なんだってお揃いにしたかったねダーリン、わたしは、わたしみたいなやつがいちばん憎たらしくて、どうしようもないくらいにかわいいと思う。
泣きはらして眠るとまぶたは大体おなじ夢を映すからもうやめたいのにね、むかし読んだかわいい名前の小説の嘘ばかりつく女の子を思い出す、ひとり狭い家で朗読していたあの夏の暑さはもう忘れたのに、ほんとうの話なんてつまらないから、誰も聞きたくないから、嘘ばかりついていたあの子のいじらしさだけがいつまでも忘れられない、
忘れられないって、鮮明に、強烈に、ずっとあなたの、きみの、そういうもので、ありたかった。
  

 
まだ暑いけど今年の夏もそのうち終わるね、好きなバンドの新曲のジャケットのキリンがやけにかわいくて凛としてて、涼しくなったら動物園に行きたかった、
きっとそれだけの日々でよかったのに、いつだって、やけに清潔でありたがってしまう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

生活になるし、だからそのうち詩になります。ありがとうございます。