分業時代のマンガ制作~小説を書いたことがあってマンガ原作したい人がネームつくる時にやるといいこと
自分の物語がマンガ化・映像化されたところが見たい!ということで、絵の描ける人にネーム制作をお願いし、Twitter経由で持ち込みすることを目指しています。
原作となってる医療ファンタジー小説はこちら。
自分の書いた物語がマンガや映像になってるところが見たい!ということで、絵が描けてマンガも描ける人にネーム制作をお願いしています。
完結まで書き切った原作小説をもとに字コンテという情景や感情描写とセリフを書いたシナリオをネーム担当の人に渡してやってもらっています。
初制作なので、手順的に学ぶことも多く、一歩一歩学んできたことはこちらにまとめていってますので、今後、マンガ原作したいという思いのある小説が書ける人は参考にしてみてください。
字コンテの状態だと、どこまでが1ページとかは考えず、ネームの人にお任せな感じなんですが、自分でネームもやる場合には、なにから作っていけばいいかを考えてみました。
しばらく描画ソフトの練習も兼ねて、マンガっぽいものを描いていたんですが、これがネームをつくる上でもとても参考になりました。
最初は
1. 基本シナリオを考える
2. どんでん返しポイントを考える(Aと見せかけてBみたいなやつ)
3. ストーリーを1回(1記事)ごとに割り振り
4. 実際にマンガのネームっぽくしてみる
という手順でやっていました。どんでん返しは物語をおもしろくする基本みたいなところがあるので、短い物語だったとしても、どんでん返し(結末)から考えるととても考えやすいです。
Clipstudioをしばらく使ってみて分かりましたが、ネーム制作までの場合は、画力がほぼいらないんですね。というのも、写真を引っ張ってきてトレースしたりが簡単だからです。ネーム担当が一番やらないといけないのは、
・おもしろいシナリオをつくる
・ぐっとくるセリフをつくる
・魅力的なキャラクターをつくる
・ストーリーを見せるカメラワークを示す
みたいな感じです。キャラクターやカメラワークについては、作画担当がさらに練ってくれるんじゃないかなと思います。
で、実際にやってみると、
4. 実際にマンガのネームっぽくしてみる
ここで分からなくなって手が止まってしまうことがちょいちょいあるんですね。もっと慣れてきたらスラスラできるのかもしれないですが、ストーリーを描くことには慣れていても、それをページ分けするのに慣れていないんです。
なので、これはどうやってコマ振りすべきなんだ?っていうところで脳が追いついていかないんです。
なので、4をさらに細分化して、
4. ページごとに起きるできごとを書く(「敵現れる」「主人公泣く」みたいなやつ)
5. ページごとのセリフを書く(主人公「もうやめて!」敵「ぐへへへ」など)
6. コマの分割まで思いつけば、上側を4分割して4人の顔をそれぞれ出す、みたいなメモを入れておく。
みたいな感じにします。
まとめると
1. 基本シナリオを考える
2. どんでん返しポイントを考える(Aと見せかけてBみたいなやつ)
3. ストーリーを1回(1記事)ごとに割り振り
4. ページごとに起きるできごとを書く
5. ページごとのセリフを書く
6. コマの分割まで思いつけば、それも書く
7. ネームを描き始める
4~6を意識的に繰り返して慣れてきたら、3からいきなり7に飛べるんじゃないかなと思うんですが、「どうしたらいいか分からなくて手が止まっている」という時間がなかなかしんどいので、細分化して手が止まらないようにするといいかもしれないなと思いましたよ。
これまで個人に向かっていた医療を、個人が暮らす社会環境と合わせて治療する意識を、アートや物語によって浸透させられないかなぁと考えています。
ひきつづき、作品を通じて医療に貢献できるよう、がんばっていきますよ!
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