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【00:00 Studio】クリエイティブ活動が加速するとはどういうことかを考える

クリエイティブ活動をする人たちの作業がライブで見られる00:00 Studio(フォーゼロスタジオ)というサービスがあります。
みじんことオーマのライブ配信はこちら。

このサービスが目指していることは、作業配信を通じて「クリエイティブ活動が加速すること」だそうです。

アーティストというクリエイティブ活動をしている立場から、活動が加速するってどういうことかなっていうのを考えてみました。

クリエイティブ活動が加速しているとは?

加速している状態を、加速した結果どうなるか、っていうことから考えてみます。

結果として嬉しいのは
・習慣的につづけられるようになる
・早くプロの技術が覚えられる
・質の上げ方のコツがわかってくる
・自分を知ってくれる人が増える
・作品(活動)を楽しみにしてくれる人が増える
・作品が高く売れる
・いろんなところからオファーがもらえる
・好きな仕事を選べる立場になる
みたいなことかなって思います。

加速する=早く欲しい結果が手に入る、だとすると、

・継続できる(習慣化)
・学習速度が上がる(現場感のあるラーニング)
・知ってくれる人が増える(プロモーション)
・必要としてる人に知られる(マッチング)
・仕事を頼む人が頼みやすい(ショップ)
・お客さんが次のお客さんを呼んでくれる(口コミ)

みたいなことが起こると嬉しそうです。

クリエイティブ活動について大事なことは「考えること」

私の場合は現代アートというジャンルなんですが、たぶん、他のクリエイティブでも同じだろうなと思うのは、考える時間が減ることがアンチパターンだと思っています。

考えないといけないのは、次のようなことかなと思っています。
・自分の作品の質を上げること(質)
・自作のどこが他の人にとって響く部分か(重なり)
・自作をどこに出すのが一番見つかりやすいか(場)

私の場合は、せりか基金支援用の作品を毎月2点考えるようにしていることと、そもそも毎日3個は自分にとって発見になることを考えるように義務化してやっています。

人によっていろいろだと思うのですが、私はコンペに出すとか締め切りがあるほうが考えが深まりやすいので、自分で締め切りをもうけることと、コンペに出しまくることでちょっとずつ作品の質を上げるようにしています。

周りを見てもアーティストさんは思考の研鑽を積んでる人が多いので、現代アーティストとしてやっていく上でとても大事なことだなと思っています。

他者目線をもって接点を探る

ただ、自作についてだけ考えていてもダメで、自作が周りから見てどう見えているのかっていうのを客観視する必要がありました。自分には割とごっそり欠けてた部分でもあります。

ギャラリータグボートの徳光さんも、自分の手数を増やし、お客さんの興味と合う点を探せというアドバイスをしています。他者目線といってもアートなので、あくまでも自分がつくりたいものの種類を増やして、どこがマッチングするかという自分主体のつくりかたです。相手がつくりたいものから創るわけではないんですね。

ただ、接点を探るという視点がとても大事だったなと感じています。もともとの自分は、いろんなものをつくることしか考えていませんでした。

見つかりやすい場を探す

これはnoteをやり始めて気づいたのですが、自分の場合はnoteとすごく相性が良かったんですね。「クリエイティブ活動を加速」してくれたサービスとは、自分にとってはnoteのことです。

何が良かったかというと

・運営からのピックアップでオリジナルの文章が読まれた
・画像を他の人が使える機能により、自分の作品が他の人の記事に何度も登場した
・フォロー機能により、がんばった分が積み上げられるようになった

作品画像を使ってくれた記事は、自分も毎回シェアしているのですが、最近、noteではシェアした回数が記録されるようになって、ある程度シェアするとがんばったね!と褒めてくれるようになりました。

最近、100回めのシェアです!っていう誉め言葉をいただいたので、その前から考えると200回くらいは使われているかもしれません。めちゃくちゃ草の根活動ですが、目にする回数が少しでも増えて、なんかのチャンスにつながったらなと思っています(まだ繋がってはいない)。

使われた記事から考えると、たぶん「数字」「文字」「細胞」あたりで画像検索する人にヒットしやすい傾向がある気がしています。

noteも「だれもが創作をはじめ、続けられるようにすること」というミッションがあるので、クリエイティブ活動が加速するに近いものがあります。00:00 Studioの方がすでにクリエイティブ活動を始めてる人向けといった感じですかね、微妙な差はまだ分かりません。

クリエイティブ活動が加速するのは作品を楽しみにしてくれる人が増えること

一番、クリエイティブ活動が加速するのは何かといったら、自分の活動のアウトプットを楽しみにしてくれる人が増えることかなって思います。

ずっと昔、FLASHでアニメやゲームをつくってたことがあるんですが、見知らぬ人から「感動して泣きました」って言われたのがすごく嬉しかったことがあります。

私は私自身を売っているクリエイターではないので(たとえばアイドルとかライバーさんは自身が作品になりますよね)、自分がつくったものを喜んでもらえるのが一番うれしいです。

会いたいです!みたいに言っていただくこともあるのですが、私は私ではなく作品に会いにきてくれるのが一番うれしいです。って言いつつ、私もアートフェアとか行くと、作者にやたら話しかけるほうなんですが、、

でも、自分がアートをやりたいなって思ったのは、自分の作品で「うわあっ」ってなってくれた人がいて、それがとても嬉しかったからです。

だから作品をつくること、発表することが自分にとっては一番大事。それが削られるのが自分のクリエイティブ活動に対するアンチパターンです。これは、人によってさまざまなはず。クリエイティブ活動って本当にいろいろ。

結局のところ、一人一人が「自分のクリエイティブ活動が加速されるのはどういう状態か」というのを考えるのが一番大事なのかなと思います。

自分のクリエイティブについて、自分で考える時間をちゃんと取ること。それが一番、加速を助ける方法かなって思います。

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みじんこも一生懸命考えています。うはー。


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