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英国貴族の暮らしってどんな感じ?

近世~中世ヨーロッパの生活のリアリティってどんな感じなんだろうっていうのを調べてみました。

貴族の気持ちや大切にしてることが分かりたい感じです。

1)目障りな村は丸ごとどかす

広大な邸宅から見える景色にとってめざわりっていう理由でどかされた村があるそうです。村、、!
っていうのだけではなく、年老いた使用人をおうちで一緒に住むように配慮したみたいな話もあったりします。しかし、景色のために村をどかすってすごいね。

2)家臣の数が権威の指標

家臣がたくさんいたほうが偉く見えたようで、、主従関係のない者に制服を与えて名目の主従契約を結ぶこともあったよう。でも、力の強い領主の場合には、その制服を与えられることが名誉でもあったみたい。
ところで、使用人同士の恋愛はご法度だったってことですが、彼らはどうやって誰と結婚してたんだろうね?

3)ごはんは下げ渡される

主人に出されるごはんは大量なので、好きなだけ食べるとスチュアート→ハウスキーパー→下級召使→最下級の召使→生活困窮者、とだんだん下げ渡されていってたよう。

4)カントリーハウスは富と権力の象徴

カントリーって「田舎」っていう意味があるので、素朴で質素な地方の家っぽい感じがしちゃうんですが、地方の所領に建てられた本拠で、すごく立派なおうちのことを指します。

5)社交シーズンにやってたこと

イギリス以外のヨーロッパの貴族や上流階級は、多くが王宮に住み込み。着飾って舞踏会や大宴会をしてましたが、イギリスの貴族はハンティング、シューティング、釣りなんかを楽しんでいたみたいです。

6)男の子が大事!

爵位の継承は終身で男子のみ。爵位をもつ人が亡くなると、最も近い血縁の男子が継承します。長男のことはHeir(継承者)、次男はSpare(予備)と呼ばれます。1721年に責任内閣制が成立すると、資金集めのために爵位が乱発されることになったみたいですが、ジェントルマン階級と認められるのは、何代も何世紀もつづく家柄のみ。こういう家柄には紋章も許されます。

イギリスでは特に階級が厳格で、爵位の継承は当主一人のみ、最も近い血筋の年長の男子のみに行われていたので、養子に爵位を継がせることはできませんでした。所領も年長の男子の相続だったので、次男や三男には分け前はなく、次男以下は家を出て、学者や法律家、軍人、実業家、植民地の経営者などになって活躍していました。

7)ノブレス・オブリージ

人々に敬意を払われて特別な扱いをされる貴族たちには、「高貴なるものの責務(ノブレス・オブリージ)」と呼ばれる不文律があり、戦争や災害があると先頭に立って解決に当たる伝統がありました。世界大戦の時には、上流階級の戦死者率は庶民よりもはるかに多く、長男も次男も亡くなって爵位の継承権が叔父やイトコにうつった例もあったようです。

8)女性の教育

20世紀の初めごろまでは女性の教育は家庭での作法やダンス、裁縫、料理などの習い事をして過ごすのが普通で、女の子が学校に通うようになったのは、19世紀末~20世紀初めの婦人参政権運動の影響がありました。

9)上流と非上流の違いは使用する単語にある

上流階級ではない人たちが「toilet(トイレ)、Mirror(鏡)、Preserve(ジャム)」と言うのに対し、上流階級の人たちは「loo、Looking-glass、jam」という言葉を使います。言葉遣いに階級が出てたと言うのはおもしろいですね。

10)橋の向こうにある館の景観の美しさ

デヴォンシャー公爵家のカントリーハウス・チャツワースは、橋の向こうに館が見えるような配置になっています。これを演出したのが18世紀後半の建築家ジェイムズ・ペイン。

なんだかイギリスにも行ってみたくなりました^^







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