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土砂降りなのに濡れない雨~ロンドンのアート集団Randam Internationalの「Rain Room」

ロンドンを拠点としたアート集団Randam Internationalのインタラクティブワーク、Rain Roomが釜山現代美術館で展示中。MoMAやLACMA(ロサンゼルス)、上海のYuz美術館などで展示されたみたいですね。展示内容のご紹介です。

土砂降りなのに濡れない!

写真見て分かるように、ザーザーの雨なんですよね。

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そんな中、手を伸ばして歩くと、手は濡れるけどすぐに反応して雨が止まるので、手を伸ばしながら歩くと、ザーザーの雨でも全然濡れないのです。けっこう反応早く止まるのでほんとにぜんぜん濡れない。

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RANDOM INTERNATIONALのこちらのインタビュー記事では、このように言っています。

多くの人は日常的な出来事について考えることはほとんどない。当たり前と思っていることが変わったとき、人々はどう受け止め、どう行動するのか。それを知りたかったんだ

入室前の説明が韓国語だったので、あとで「さーせん、英語でお願いできますか?」と聞いて簡単な英語説明ののちに入室したんですが、まったく事前情報なしで入ったので、最初は全然意味が分からなくてですね。

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「えっ、こんな大雨の中でどうするの!?」とハラハラしつつ、そおーっと雨を触ろうと手を伸ばすと・・・雨がすぐ止まる! あれっと思ってさらに踏み込むと濡れたくてもなかなか濡れない事態に。大勢が入るとそのエリア一体全部の雨が止まっちゃうので、ただの部屋みたいになります。(入室には事前予約が必要で、人数制限されていました)でも、人がいないところには、すかさず雨が降る!

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こういう体験ってなかなかできないので、素直におもしろかったです。ただ、自分にとっては割と「雨止まったなー、おもろかった」くらいの感じ。

空間自体が明らかに「日常的」ではないので、「当たり前感」は入った時からほとんどなかったです。ヒトの動きに反応はするけども、プログラムされた動きは予想を超えないので、なんかもうちょっと予想外の動きが入ったらよりおもしろくなるのでは、という気がしました。

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彼らのウェブサイトを拝見しましたが、バルーンが空中浮遊しているZOOLOGICALとか見てみたいですね。テクノロジーを使って、もっと「機械側」の意思を感じさせるもの、たとえばSiriの上位版みたいなものと対話できたらおもしろいなーって思っています。もうありそうだけどね^^

✓ 参考リンク  RANDOM INTERNATIONAL 《Random International: Out of Control》(釜山現代美術館) 豪雨の中を濡れずに歩ける『Rain Room」を手掛けたアーティスト・グループ「rAndom International」

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▼Oumaのこれまでの活動経過はこちらから
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▼作品はギャラリータグボートさんで購入できます。
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