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日本最大級のオンラインギャラリー代表に「アーティストとして生きるのに必要なファンづくり」について聞いてみた

「アートで食べていけるアーティストの数を増やす」ことを掲げ、17年つづくオンラインギャラリータグボート。徳光さんが代表になったのは12年前です。現在でも積極的に新規取り扱いアーティストの発掘を行っているタグボート代表の徳光さんに、アートにまつわるウラ話を伺って来ました。

今回のテーマは「アーティストとして生きるのに必要なファンづくり」です。

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タグボート代表の徳光さんに「みじんこ」を抱えて喜んでいただきました。

Ouma(以下、O)「今回はとても気になるテーマ、アーティストで食べていくのが厳しいのは知ってますけど、それだけで生きられるようになるのために必要なことについて聞かせてください!」

徳光さん「はーい!」

O「そもそもなんですけど、アーティストで食べていけるようになるのってどのくらいかかるものなんでしょうか?」

徳光さん「それは人によって違うけど、深澤くんとかは大学生の頃からだね」

O「深澤雄太さんですね! ちょうど2020年10月9日から東京有楽町にある阪急MEN’S TOKYOのタグボートのギャラリーで個展開催中でしたね」

深澤雄太 展 「Landscape」
2020年10月9日(金) ~ 10月29日(木)
営業時間:11:00-20:00(*最終日は18時close、他、館の営業時間に準ずる)
入場無料
会場:阪急MEN’S TOKYO タグボート
〒100-8488 東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急MEN’S TOKYO 7F

徳光さん「深澤くんは最初から人気もすごいからね」

O「最初から売れてるって、エリートコースだなぁ。すごい、いいなぁ」

徳光さん「だけど、その年にうまくいったのに、翌年には売れないってこともあるから」

O「えっ。一度売れた作家は、その後ずっと売れるってわけじゃないんですか?」

徳光さん「ずっと人気がある人もいるし、すごく波がある人もいるし、波がくる期間もいろいろ」

O「へええー、一度売れたら、もうゴールみたいな気持ちでいましたよ。波があるって考えたことなかったです」

徳光さん「波に乗ってる時はいいけどさ。急に売れなくなったからって、焦らなくても大丈夫だよっていうのは言いたいな」

O「うあー、でも、もともと売れてたのが売れなくなったら、もうダメなのかな、みたいな気がしちゃいそう」

徳光さん「さっきも言ったけど、死ぬまでに勝ってればいいんだから。ちょっと売れなくなっても諦めずに、いい作品をつくり続けること。波は絶対またくるよ」

O「そうかぁ」

徳光さん「草間さんだって、ニューヨークから帰国してた時期は目立ってたわけじゃないし」

O「なるほど。目立ってる時期しか人は見ないから、ずっと売れてる気がしちゃうけど、沈む時期ってアーティストに限らず誰でもあるのかも。とはいえ、沈んでる時期にどうやって食いつなげばいいのって気も…」

徳光さん「ファンが100人いたら、波があっても乗り越えられる。今月はあんまり売れなくても、来月買ってくれるとかがあるから」

O「なるほど」

徳光さん「キャリアの初期から、買ってくれた人たちのことをちゃんと考えること。手書きの感謝状を添えるでもいいしさ。自分の創作活動を応援してくれるファンを、1人1人増やしていくつもりで一緒に頑張ろうよ!」

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