美しい海岸に設置されたアート作品~韓国釜山の海の芸術祭Sea Art Festival
2019年秋に韓国釜山のタデポビーチで海の芸術祭が行われていたので、写真多めでそちらのご紹介です。
海岸にアート作品が設置
1か月間に渡り、海岸に設置されていたアート作品群。最終日の27日に見に行ってきたのですが、けっこうおもしろかったです。砂の上に1か月設置するということは、耐久性その他考えないといけないことが多いわけで、今後、屋外展示もしていきたい自分としては勉強になることも多かった。プログラムには12カ国から35人のアーティストが参加、21作品が展示されています。
✓ 参考リンク Sea Art Festival 2019
割と好きな作品はこちらですね。
ヒト型がたくさん立ってたり埋まってたりするとやっぱりインパクトがある!廃材みたいなのがヒト型の中に埋め込まれていて、自然と人の関係性みたいなのを表現しています。重量もありそうな作品がこうして砂の中に立っているってことは、けっこうがっちり埋め込んだはずで、そういう意味でも技術あるなぁ(いいなぁ)と笑。
海岸で行われていたパフォーマンス
あと興味深かったのはこちらのパフォーマンス。
白い服の人が立ってるんですが、徐々におなかが膨らんで、青い絵の具みたいなのが飛び散るんですね。
そこからなんか青いものが出てくる。
中に人が入ってるんですが、このうねうねした動きが芋虫みたいでおもしろくて。この動きみたいなものはなんか次の作品にも生かせそうだな―と思ってみてました。布を通して感じるはっきりしない質感、みたいなのがおもしろかったんですよね。
そしてついにヒトが出てくる!長い時間をかけて赤子が生まれたかのようで。
彼女が靴を引きずっていて、それが小さい赤子の靴、子どもの靴、大人の靴、と徐々に成長していく。それを引きずりながら棒で地面に円を描き、靴の近くに結び付けられた土だか種だかを破って地面にばらまいていく。
割と読み解きやすい要素が多く含まれていたし、なにしろ目の前で人が動いて表現しているので、世代やアートの理解力などを問わずに惹きつけられて立ち止る人はすごく多かったです。
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