分業時代のマンガ制作~キャラクターの行動選択の理由を描く
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分業時代のマンガ制作~キャラクターの行動選択の理由を描く

自分の物語がマンガ化・映像化されたところが見たい!ということで、絵の描ける人にネーム制作をお願いし、Twitter経由で持ち込みすることを目指しています。

原作となってる医療ファンタジー小説はこちら。

すでに20ページくらいネームを描いてもらっているのに、シナリオから再考になった感じで(申し訳なさで)震えているんですが、、

異世界に紛れ込んじゃうマンガってけっこうあるんですが、もともと異世界が舞台なわけではなく、現実世界を知っている存在がいきなり異世界にとんだ場合、すぐに異世界に馴染むわけではないはずなんですよね。

人間の世界と同じ部分が多い場合は理解も早いはずなんですが、それでも確認作業があったほうが自然なはずで、原作でも主人公が「水を飲めるか」とかをチェックしたり、食べ物の味を確認したりするシーンがあります。

キャプチャ (2)

改めてネーム担当の方に、この人物はなんでこの時こういう行動を取ったの、どんな気持ちなの。いきなり巨大ネズミがいたら、普通はもっとびっくりしない?とかいろんな質問をいただきまして、シナリオとしてどこを描かなければいけないか、が前より明確になりました。

物語の登場人物のリアリティを感じさせるには、その行動の理由が必要で、それをセリフや動作で示すのが大切なんだなと学びました。

今日、初めて会った人物をいきなり信用するキャラがいたとしたら、その人はたぶん、人に騙されるような人生を送っていなくて、とても幸せな家庭で育っている可能性が高いですよね。そういうタイプはほのぼの優しい感じになりそうです。

いきなり初対面の人を信用するキャラなのに、人に騙されまくっている過去があるんだとしたら、「それでも人を信用したい」という強い理由やそう思うきっかけがあるはずです。そういう場合には、芯の強いキャラになりそうですよね。

目の前で事件が起こった時に、どういう反応を取るか。
人生の大きな選択肢があった時に、どっちを選ぶか。

どういう行動を取るか、でキャラクターの性格や過去の経験など、全部が現れるものなのだなぁと学んでいます。人の人生と全く同じですよね。

小説の場合、そこまで人物にキャラクター性がなくてもいい気がするんですが、マンガだとキャラクター性はかなり大事で、マンガ化を考えて原作小説を書く場合には、最初からもっとキャラクター設定資料をつくりこみまくってから執筆開始したほうがよさそうでした。(キャラ立ちしてない主人公って思いつかないですよね)

車掌

もう一つ、一般的にどう思われているか、という視点も考える必要がありました。

たとえば、誰かのことをバシバシ叩いて励ますようなキャラは、だいたい明るい性格な気がしませんか。

このへんは「読者」と「作者」との暗黙の約束ごと、みたいな感じなので、もしも「バシバシ叩いて励ますけど、めっちゃ陰キャで笑わない」みたいなキャラ設定をするのであれば、それについてもかなりの理由づけが必要になります。でないと、読者側に違和感が出てしまうからですね。

シナリオ担当→ネーム担当、と意思疎通する場合、既存の映画やマンガのキャラとかの具体例を出して、このキャラの体形で、このキャラの性格で、こんな感じの過去があります、みたいな伝え方をすると分かりやすく伝わりそうです。

これたぶん、編集さんや作画の人に伝える時にも役に立ちそうな気がしました。。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
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ネーム制作過程はこちらからどうぞ。

とりあえず、持ち込みできる段階までたどりつきたい!

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みじんことオーマ

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みじんこもスキ!
Ouma(オーマ)は世界10カ国13カ所のアートプログラムに参加した元獣医の細胞アーティスト。黄色いのはみじんこ。19-20年SWATCHデザイン。創作を通じて一人一人が社会に必要とされ、社会から守られる関係をつくれないか模索中。ALS支援のせりか基金月額寄付中。つくる人がすき。